徒花の少女〈D.gray-man〉 (ページ11)

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episode.10 ページ11

貴「...もう大丈夫だよ。一緒に来てくれる？」

できるだけ安心出来るような笑顔を心がける。

え、笑えてる？顔引きつってない？

そんな心配をしながら手を差し出す。

少女「...うん。」

手を握り返した少女をみて確信を得た。

貴「っ！......やっぱり、貴方が...」

少女「っ言わないで！あの人達には言わないで、お願い。」

貴「...わかったわ。」

この子がイノセンスだ。

でも女の子のお願いは断れないから！

しばらくは黙ってる事にしよう。

神「行くぞ。」

貴「本当にいいの？アレンくんの相手のアクマLv2だよ？」

神「あいつの自業自得だ。」

アレンくんには荷が重いような気がするけどなあ。

私でも嫌だもん。

強いアクマは自我を持ち出すから疲れるの。

その時に突如現れたトマに駆け寄って、

私はうっかり人形の少女の手を離してしまった。

貴「トマ！無事だったのね！」

ト「はい。」

神「これがさっきのアクマか」

トマに映像を見せてもらいながら考える。

...あれ、アレンくんはどうしたんだろう。