音柱は継子依存症

師範、お忘れ物です。 ページ3

今日は柱合会議だからと、

早く起きて早く出てしまった師範。


私の任務は午後からだし、

暇…。


鍛錬でもしようかな。



須「なんだかAちゃん、寂しそうです…」

雛「なんだかんだで天元様のこと大好きなのよ」

ま「素直になればいいものを…」

須「反抗期ってやつですかね！？」

ま「なっ……！！

ウソだろ…、Aが反抗期…？」

須「いやです！

Aちゃんと喧嘩なんて！！」

雛「反抗期ではないから、大丈夫よ」



庭で腕立てでもしようと思い、

縁側へ足を運ぶ。









大変なものを見つけてしまった……！！






縁側には、師範がいつも頭につけてる髪飾りが

置いてきぼりにされていた。



これないと師範「地味地味病」で死ぬんじゃない！？！？


しかも今日、

柱合会議の後って

師範も任務だよね！？




まずい…。

ひっじょおおおにまずいぞ。





継子の私がすることは一つ！！








『師範の忘れ物届けに行ってきます！！』

「「「は〜い！」」」







いつも鬱陶しいけど、

なぜか死なれるのは嫌だ！！



師範、まっててください…！！









________鬼殺隊の本拠地。産屋敷邸。


お館様のお住まいだ。

来たのは2度目だけど、

緊張する〜。


会議始まってなければいいけど…。





記憶を頼りに、

柱合会議が行われるお庭にたどり着いた。


そこそこ騒がしいので、

まだ会議は始まってないみたい。

良かった。




『師範、お忘れも……の』


し「宇髄さんが、アレをつけていないと…。

んふっっっ。

おもしろ……、いいえ、新鮮ですねぇ」

実「ダメだァ…！

笑いが、…ヒィ…っ、止まらねェぜ！！」

煉「うむ！地味な宇髄だな！！」

甘 (ダメよ笑っちゃ！！ダメダメ！)プルプル

冨「アホだな」

し「冨岡さん。だから嫌われるんです」






「嫌う」とかって言葉が聞こえたんだけど！？

もしかして、師範、いじめられてる！？！？






『私の師範をいじめないでくださいッッッ』


「「「「？」」」」

宇「A…！？


あ、それ！！」


師範も私が手に持っている物に気付いたようだ。


『お忘れ物ですよ。

気をつけてください。

師範のアイデンティティが無くなってしまいます』

宇「俺のアイデンティティこれだけなのか？

悲しいぞ。




まぁ…ありがとな」


師範が頭を撫でてくれる。

これが1番好き。


宇「会議終わるまで待ってろ。

一緒に飯食おうぜ」

『はい！』




小「親子…」

師範、こんなの聞いてません。→←師範、そーゆーところですよ。

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