師範、こんなの聞いてません。 ページ4
『師範…、こんなの聞いてませんでした…』
宇「俺も派手に驚いたぜ。
初めての共同作業ってやつだな☆」
『黙れください』
宇「お口が達者になったこと」
はいこんにちは。
午後に予定されていた任務です。
師範との合同任務だったようです。
聞いてません。
宇「俺も自慢の継子がド派手に戦ってるとこ
見てみたいしな」
『アレ、見たことなかったんですか?』
宇「そりゃお前、今まで任務一緒になることもなかったんだからよォ。
お前の派手な噂は聞いてたけどな。
今日も頑張ってくれよ」
『もちろんですよ!
師範をぎゃふんと言わせますから!!』
行方不明者が次々と出るという村に来た。
他の隊士も来たけど行方不明に。
鬼が出ているというのが妥当だろう。
だから、柱である師範と甲である私が呼ばれたという訳か…。
この合同任務考えたの、
絶対悪意しかないよね。
師範が一緒なのは楽しみだけどさっ。
あ、べつに、師範のこと好きじゃないんだからッ!!←
宇「さってと…、聞き込みの前に宿でも探すかね」
『え。
ここ藤の家ないんですか…?』
宇「みてェだなァ。
なんせこんな地味な村にゃ鬼もこねぇだろ。
今回は随分ともの好きな野郎なんだな…」
『師範、男前になってください!
宿なんてすぐ見つかります!!』
宇「これ以上男前になれってか?」
『今だと師範は筋肉ダルマです!』←
宇「とことん失礼な奴だな!
可愛いからいいけどよ!!」←
師範がまとめている髪を下ろして、
着物に着替える。
鬼に勘づかれないためと、
宿を取るため。
私も着物になり、
一般市民を装う。
聞き込みがてら宿探しに
一軒一軒声をかける。
しかし、有益な情報も得られない上、
不審がられて泊めてくれそうにない。
師範の男前が通用しない人なんていたんだ…。
もう太陽も沈んでる。
『見つかりませんね…』
宇「休憩にするか」
てきとうな場所に腰を下ろす。
しばらく休んで、
また動き出そうとした。
私の肩をトントンと叩かれて、
後ろを振り返ると
そこには女の人が。
「宿を探しているなら…ぜひうちへどうぞ」
『え、いいんですか!?』
宇「そりゃありがたい!」
「ええ。困ったらお互い様…でしょう?」
宿が見つかった。
女の後をついていく私も師範も、
張り付いた笑顔。
女が他所を見ている時、
師範が口をパクパクして言った。
宇「コイツ、鬼だ」
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リータ一 - リクいいですか?宇髄さん(嫁3人有)と遊園地行くっていうのいいですか?もうしていたらすみません!(´・ω・`) (2022年5月4日 10時) (レス) @page11 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - ピノ助さん» わぁい!嬉しい!私は元@ですー! (2020年5月20日 21時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - @さん» ありがとうございます!!画力は金平糖サイズなので、代わりに金平糖あげます!← (2020年4月8日 18時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
@ - それと、切実に、画力をくださァァァイ!! (2020年4月3日 23時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
@ - 追記、返信をぉっ!!くださァァァイ!!! (2020年4月3日 23時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピノ助 | 作成日時:2019年12月28日 18時