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踏み出す一歩/2 ページ12

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「れおくんってよくわかんないよねぇ。俺たちの為だけにこんなに曲作っちゃうなんていつ身体壊しても知らないよぉ」



「ふふ、そう言って本当は嬉しいんでしょ?」



「は、はぁ?!なにを勘違いしてるかしらないけど俺はこれ以上迷惑かけられるのが嫌なだけだから!」



「素直じゃない泉」






 照れ隠しかなんなのかわからないけどレオが置いていった五線譜たちを雑に纏めていく泉に笑みが零れる。




 なんだかんだレオを心配してるのは泉だしね。天邪鬼な泉も可愛い。






「……あんたもなにかあるなら相談くらいしなよぉ」



「え?」



「空元気なことくらい見ればわかるんだから溜め込んじゃう前に吐き出せば?
話くらいは聞いてあげるからぁ」



「……うん、ありがとう」



「少しくらい俺らに迷惑かけても怒らないからお兄ちゃんに少しは頼りなよねぇ」






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 目を閉じれば懐かしい光景が思い浮かぶ。あの時も泉は私たちのことが第一優先で優しい言葉をかけてくれた。




 自分も辛かったはずなのに。いつも寄り添ってくれた泉には結局頭が上がらないんだ。







「みんな変わったんだなぁ……」






 彼らも前に進んでいる。あの頃で時間が止まっているのは私だけ。みんなが前に進んでいるのに私が止まっていたら彼らに失礼でしょ?




 なら、私も前に進まなきゃ。いつまでも過去に縛られてちゃダメだよね。ちょっとずつでも前に進まなきゃ。






「あぁ、Aさん。丁度いいところに」



「椚先生。なにか?」



「貴方に頼みたいことがあるんです」









「ドリフェスの企画案を貴方に考えて頂きたいんです」









 突然舞い降りてきた仕事の依頼は彼らと向き合う為に神様が与えてくれた機会なのではないかとその時思った___






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スパイペンギン(プロフ) - とても面白いです!。更新楽しみにしてます! (2023年4月30日 23時) (レス) @page18 id: 4ab78818d7 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新が無くて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月25日 12時) (レス) @page13 id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!これからも頑張ってください!! (2020年11月21日 15時) (レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になる!!夢主ちゃんに何があったの〜!続き、楽しみにしてます (2020年11月16日 16時) (レス) id: d68e470ef6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月3日 22時

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