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場所は変わって2年A組___。
「あんずー!おはよう☆」
「おはよう!スバルくん。北斗くんと真くんも」
光が差し込む教室の中。あんずを中心に話す真緒を除いたTricksterの3人。夢ノ咲学院に革命を起こした彼等。
『2年A組の早坂あんずさん。至急生徒会室まで来てください。繰り返します____』
そんな彼等の耳にあんずを呼び出す校内放送が入ってきた。呼ばれたあんず本人は心当たりがなくて慌てる。
「なにかしたのか?」
「こ、心当たりなんてないよ!!」
「でも生徒会室って……。またなんか言われたりして」
「不安にさせないで!とりあえず行ってくるね」
「行ってらっしゃーい!」
3人に見送られ教室を後にしたあんず。生徒会室に向かう足取りは重い。「なにか変なことしたっけ」不安そうに呟きながら生徒会室の扉をノックし開ける。
「失礼します」
「やあ、あんずちゃん」
「天祥院先輩。なにか怒られるようなことしましたか……?」
「別に君はなにもしてないよ」
あんずの言葉にクスクスと笑い否定した英智は「今日はあんずちゃんに紹介したい人がいてね」と柔らかく微笑む。
「紹介したい人、ですか?」
「うん。Aちゃん」
名前を呼ばれた女の子は英智の後ろからあんずの目の前に出てくる。
細い華奢な可愛らしいロングヘアの女の子。女のあんずでさえ見蕩れてしまう彼女はあんずに優しく笑う。
「初めまして、学院に革命を起こした女神さん。
普通科から編入してきた3年のA Aです。これからよろしくね」
彼女の笑みはどこか寂しそうだった。
そしてそんな彼女を見る天祥院先輩の目も。
私には知らない何かがある。この時あんずはそう確信していた。
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スパイペンギン(プロフ) - とても面白いです!。更新楽しみにしてます! (4月30日 23時) (レス) @page18 id: 4ab78818d7 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新が無くて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月25日 12時) (レス) @page13 id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とっても面白いです!これからも頑張ってください!! (2020年11月21日 15時) (レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
天 - 続きが気になる!!夢主ちゃんに何があったの〜!続き、楽しみにしてます (2020年11月16日 16時) (レス) id: d68e470ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。 | 作成日時:2020年11月3日 22時