Prolog ページ1
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「しっていますか、れい」
噴水から顔を出した少年＿＿＿深海奏汰は噴水に座る少年＿＿＿朔間零に問いかけた。
問いかけられた零は首を傾げ口を開く。
「はて、なにかあったかのう」
「ここにあたらしくぷろでゅーさーさんがくるみたいですよ」
「暫くプロデューサーは嬢ちゃんだけではなかったか？」
「また皇帝さんのおもいつきらしいですよ。でもそんなことはどうでもいいんです」
いつものほんわかした空気を纏っていないことに気づいた零は真剣な話なのだと気を引き締め奏汰を見る。
「ここにくるぷろでゅーさーさんはAだそうです」
「、は？」
いつものおじいちゃん口調はどこにいったのか。珍しく目を見開き口を開けた零。紅の瞳がはっきりと見える。
「おい、奏汰。それは間違いじゃねえんだろうな？」
「うそなんかいいませんよ。僕だっておどろいているんですから」
昔の＿＿夢ノ咲学院での抗争時代の時の口調に戻った零は瞳を鋭くして奏汰を見る。そんな眼光をものともせず言い返した奏汰も酷く動揺しているようだ。
「……今更、あいつにどんな顔して会えばいいんだよ」
「……むきあうときがきたのかもしれませんね。たとえAに『きょぜつ』されても」
【拒絶】。そんな言葉を聞いて拳を握りしめた零は悲しそうな顔をしていた。そして奏汰も同じように悲しげに目を伏せた。
「拒絶か……」
零は脳裏に「零」と優しく笑うAの顔が浮かんだ。そして「……ごめんね」と儚く笑うAの顔も。
＿＿＿＿なあ、お前は許してくれるか？巻き込みたくなくて遠ざけたくてお前を傷つけた俺の事を。こんなこと言う資格、ないのかもしれねえがまた笑ったお前の顔を見せてくれよ。俺は逃げられても追いかけるぜ。お前に名前を呼んでもらうためにな。
＿＿＿＿A。あなたが『ぶじ』ににげきることができてほんとうによかったです。あわよくばもうここにはもどってきてほしくなかったんですがやっぱりあなたに『あやまり』たいです。そしてまた『いっしょ』に『おさかな』をみましょう。
零と奏汰が望むのは『未来』と『笑顔』。
また一緒に過ごせる『未来』と彼女の綺麗な『笑顔』を。
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スパイペンギン(プロフ) - とても面白いです！。更新楽しみにしてます！ (2023年4月30日 23時) (
レス) @page18 id: 4ab78818d7 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新が無くて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月25日 12時) (レス) @page13 id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とっても面白いです!これからも頑張ってください！！ (2020年11月21日 15時) (レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
天 - 続きが気になる!!夢主ちゃんに何があったの〜!続き、楽しみにしてます (2020年11月16日 16時) (レス) id: d68e470ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2020年11月3日 22時
