心の雨【切原赤也】 ページ3
どうして……どうしてなの……？
1年生から付き合っている私の彼氏、切原赤也くん。
私は彼がテニスをしている姿に惚れて。
彼は私が一生懸命マネ業をしている姿に惚れて。
恋人同士になるのに、そう時間はかからなかった。
だけど、2年になったある日。
赤也別れよう
一通のメールで、私たちの関係は終わった。
後日、別れる理由を校舎裏で聞いた。
『私の何がいけなかったの……？あったら、直すから……！！』
必死だった。
だって、大好きだから。
「いけない所なんてねえよ！ただ……俺、他に好きな奴が出来たんだ」
『……え』
その子の名前を聞くと、
ああ、なるほど。
と、納得した。
だって、その子の名前は。
私の親友だったから。
以前からよく赤也の名前を出すなとは思っていた。
その子の気持ちにも、勘づいていた。
つまり私は、奪われたんだ。
応援してくれた、信頼していた、
親友に。
『ねえ、なんで赤也を奪ったの！？親友でしょ！？』
そしたら、彼女は、
「だから何？私は赤也くんをターゲットにした。だから恋人にしてやる。当たり前の気持ちでしょ？恋人になるための手段なら……何だってしてやるわよ」
彼女は、鼻で笑いながら言った。
「てか、アンタを親友なんて一度も思ったことないけど？アンタが勝手に思ってただけでしょ？……あと、赤也くんにフラれたアンタ、マジで笑えた。ま、これで言いたい事は言ったし……親友ごっこも終わりね。じゃあね」
私の“元”親友は、立ち去った。
とある雨の日。
とぼとぼ一人で帰っていると、赤也を見つけた。
肩をくっつけて、相合傘をして。
赤也の顔は、
純粋に、恋している男の子の顔だった。
赤也、あなたは…騙されてるんだよ？
ただの、「恋人ごっこ」というゲームで。
“元”親友。アンタもアンタよ。
赤也を何だと思ってるの！？
私は本気で赤也が好き。
ゲームで遊んで赤也を誑かすくらいなら、そんなのやめてよ。
赤也が、傷ついちゃう。
なんて、言えるわけでもなくて。
胸にチクリと痛みがさした。
私は傘を閉じて、濡れながら帰った。
『次からは�狎攜兇�ん″って、呼ばなきゃね……』
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spark(プロフ) - ちろさん» ありがとうございます！自分で書いててマジで柳さんが王子様に見えてきた…///これからもリクありましたらじゃんじゃんお願いします！ (2019年1月1日 14時) (
レス) id: 90c4c16584 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» 大丈夫です！ボードなら見れますので、待っています！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - sparkさん» ボードじゃダメですか？こちらだと少し言いにくいので…… (2018年12月30日 11時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» すみません！コミューを見たのですが、どこにも無くて…！長くなっても構いませんので、こちらのコメ欄にて感想、お願いします！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - 了解です！今見ますね！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：spark | 作成日時：2018年12月6日 18時
