“好き”の色【テニプリ】

そばにいるだけ【宍戸亮】 ページ17

『……はあ』

一通のメール。

差出人は、私の好きな人の


宍戸。


宍戸自然に手を繋ぐ方法とか知ってるか?知ってたら、教えてくれ!早めに!!

そういえば、もうすぐ彼女さんとのデートで、待ち合わせの時間。
だから早めに……か。


『まあ所詮、ずっと私の片想い……』

だって宍戸には、彼女がいる。
ずっと相談されてた。
それも、昨日まで。

昨日告って、付き合って、翌日デート……

『早いよ……少女マンガでもないよ……宍戸』
事前に調べといてよ……。

ずっとずっと願ってた、私の幸せ。

それは、"宍戸の彼女になって、ずっと宍戸と一緒にいる事"

それも、叶わなくなった。

『私の気持ちなんて、知らないのにね……』

僅かな幸せをも切り裁いて。

この「幸せ」を捨てる事、
宍戸への想いを捨てる事、
そして……



＿＿＿友達として、そばにいるだけ。

全部、決意した。


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takiさん、32使わせて頂きました。
ネタ提供、ありがとうございます！

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