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kiss11 ページ12

さあーて、4人もマリオネットさん手に入れたけど、どうしようかな?
このままじゃ刺激が足りない。
……そうだ。テニス部レギュラー全員を惚れさせよう。
なんて事を考えていた時、後ろから「ねえ」と声をかけられた。
身長的に先輩かな。

『え?何ですか?』

私は猫を被って、気付かないふりをする。
大方予想はつくけどね。
私はそのまま手を引かれ、空き教室に連れていかれた。

「アンタさ……何様のつもり?」
「ちょっとレギュラー達にちやほやされてるからって、いい気にならないでよ!」

あ、予想当たった。
女子ってすぐ嫉妬するよね。
まあ、ここは悲劇のヒロイン演じとくか。

『そ、そんな……ちやほやされてるなんて……』
「は?悲劇のヒロインぶってんじゃねえよ!」

パンッ、と乾いた音が響く。
頬がジンジンする。
ああ、私叩かれたのか。
女子は陰湿な事するよね。
でも……こんな事したら、私のマリオネットさん達が黙ってませんよ?


『ふっ……あはははは!』



___空き教室に、私の笑い声が響いた。

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作者名:spark | 作成日時:2019年3月10日 17時

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