【テニプリ】両想い≠ハッピーエンド【幸村精市】2 (ページ17)

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NO.61 ページ17

翌日の朝。
何だか精市と話すのが気まずくて、これからは話さない事にした。
いつも通り、蓮二と登校する。
レギュラー達の話に時々笑って、平穏に登校した。

そして、3-Cへ。

いつも通り、いつも通り……

そう心に言い聞かせながら、ドアを開ける。
私が真っ先に話しかけるのは、精市じゃない。

A「奈々、おはよう」
奈「あ、おはよう！A！」

このクラスでの唯一の友達、奈々。
そういえば、奈々も置いて行っちゃったな……

A「奈々、昨日は先に帰っちゃってごめん」

私が謝ると奈々は大袈裟に手を振って、

奈「大丈夫！それに……良い事もあったし……」

あれ？奈々の顔が赤くなってる。

A「何かあったの？」
奈「ちょっとこっち、来て」

奈々に手を引っ張られ、空き教室へと入った。
本来なら使わないこの場所。
それだけ他の人に聞かれたくない事なのだろうか。

A「……何かあった？」
奈「あのね……精市と、付き合う事になった」

＿＿＿奈々は照れながら、嬉しそうに言っていた。