NO.59 ページ15
奈「もうすぐ閉館だね……」
A「そうだね」
あの後、色々なアトラクションを回った。
私はペア決めがある度に「蓮二と行きたい」と言った。
そうでもしないと、奈々が精市と付き合わないから。
この感情は、今日をきっかけにして捨て去るんだ。
奈「ねえ皆、最後は観覧車乗らない?」
奈々が観覧車を指さしながら、提案する。
やはり、あのジンクスだろうか。
A「私はいいよ」
柳「俺もいいぞ」
幸村「いいよ」
奈「じゃあ、行こっか!ペアは……」
幸村「あ、その事なんだけど……ちょっといい?」
精市の声に、皆が精市の方を向く。
同時に、精市が私の肩を引き寄せ、自分の元へ引き寄せられた。
A「精市?」
幸村「俺は、Aと一緒がいい」
A「……え?」
驚いた。
もしかして、ずっと奈々と一緒だったから?
それで私と一緒がいいって?
柳「……最後だ。観覧車は、それでいいぞ」
奈「精市が、言うなら……」
2人が賛成したことで、「決まりだね」と精市が言って、観覧車の所へと手を引っ張られる。
___そして、観覧車の中。
私達は向かい合わせに座っている。
A「ねえ精市。どうしてあんな事言ったの?」
幸村「……」
A「黙ってないで、何か言ってよ」
幸村「……A」
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作者名:spark | 作成日時:2019年2月12日 10時