NO.5 ページ6
ーAsideー
今日は色々な事があった。
そう思いながら、家へと帰った。
A「ただいま、お母さん」
母「おかえり。手洗ってらっしゃい、もうすぐでご飯できるから」
A「うん、分かった」
私は手を洗って、自室へと入った。
ピロン♪と、スマホから着信音が聞こえた。
A「……幸村からだ」
早速ですか……
私も暇じゃないのに。
幸村精市蓮二から色々聞いたよ。早速で悪いんだけど、今日言ってた「私は、恋ができないのっ……!」ってどういう事?やっぱり何かあった?
蓮二だと?
あのデータマンめ……!色々話したのか!
でも肝心な事は話してないからいいや。
それにしても……このメールには、どうやって返そう。
よし、私の思っている事そのまま言っちゃおう。
A幸村には関係ない事でしょ。ズカズカと人の領域に入ってこないで。
……ちょっとキツい言い方だけど、こうでもしないと幸村は追い払えない。
実際、他の人に聞かれた時もこうやって返したら、もうその事について聞かなくなった。
母「A、ご飯よー」
A「今行く」
トントンと階段を下りて、リビングへと向かう。
A「ごちそうさまでした。美味しかった」
母「そう、良かった」
A「じゃあ私、部屋に戻るね」
母「分かったわ。お風呂の用意が出来たら、また呼ぶわね」
A「うん、ありがとう」
ーin部屋ー
A「……あ、通知。また幸村から……」
私は自室に入った途端に、ベッドへとダイブした。
幸村精市それについてはごめん。でも、俺如月さんの事知りたいんだ。ちょっとずつで良いから、教えてくれない?
A「……」
私はスマホの電源を切って、未だに飾ってある写真を見た。
A「……言えるわけないよ」
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