【テニプリ】両想い≠ハッピーエンド【幸村精市】 (ページ5)

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NO.4 ページ5

ー部室にてー
幸村「蓮二、如月さんの事知ってる？」
柳「ああ。1年と2年の時、同じクラスだった」
幸村「情報教えて！お願い！」
柳「……後でAに言うのなら、いいぞ」
幸村「よし、言っておく。早く！」

柳「如月A。9月15日生まれの乙女座でＡ型。成績は普通より少し良いくらいで、運動に関しては、人並みといったところだ。実家は花屋を経営していて、有名店だ。趣味はガーデニング、絵画、料理、裁縫。特技は絵画、ガーデニング。得意科目は英語、美術、家庭科。苦手科目は理科、技術。以上だ」

幸村「花屋って、あの有名な“moon”ってお店！？」
柳「そうだ。店舗名は如月の“月”からとったと見られる」
幸村「美術が得意なのも、絵画が趣味だからだね」
柳「おそらくな」

蓮二に聞いて正解だったね。如月さんの事、結構知れた。
あ、そうだ。蓮二ならこの事も分かるかも！

幸村「ねえ、蓮二」
柳「何だ」
幸村「如月さんが「私は、恋ができないのっ……！」って言ってたんだけど、何か知ってる？」
柳「……さあな」

あ、一瞬間があった。
何か知ってる、絶対！

幸村「蓮二、何かその事について知ってるでしょ！」
柳「大方の出来事はな。俺と如月は、友人だったから」
幸村「へえ～……」
柳「直接、Aに聞いてみたらどうだ？その方が早いぞ」
幸村「答えてくれなさそう」
柳「俺が事前に連絡しておく」
幸村「如月さんのLINEと電話、知ってるの！？」
柳「ついさっき言っただろう。俺とAは、友人だったから、と」
幸村「あ、そっか」

よし、今日の夜聞いてみよう！