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NO.30 ページ35
翌日の、朝。
部活の朝練が終わった私は教室に行くと、案の定机が昨日と同じようになっていた。
加えて、黒板には私の悪口が書かれていた。
『如月 邪魔』 『消えろ』 『ぶりっ子 ウザい』
A(まあ、そうなるよね)
チラッと目をやると、蓮水さんたちグループがクスクスと笑っていた。
___そんなことして、何が楽しいの?
そんな思いを込めた冷たい視線を送った。
その視線に気づいたのか、蓮水さんの眉間にしわが寄った。
だけどその直後、精市が入ったためか、すぐに元の天使のような笑みを浮かべる。
スイッチ切り替わるの早いな、なんて事を思いながらミステリー小説を開いた。
黒板のラクガキも、机もお構いなしだ。
奈「……ねえ、Aちゃん」
A「何?」
反応を示さない私に痺れを切らしたのか、ムカついたのか。蓮水さんが話しかけてきた。
奈「黒板のラクガキ大変だね……消すの手伝おうか?」
A「……」
心の中で小さく軽蔑した。
貴方は恥ずかしくないの?
正直、どこが楽しいのか分からない。
心の声が漏れそうになった瞬間___
A「__は?」
自分でも驚くくらい冷たい声が出た。
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