NO.15 ページ20
A「でも、それじゃ……私が勝った事にならないじゃない。ただ貴方達に守ってもらっただけ」
赤「それじゃ先輩が……！！」
柳「ここは俺たちに任せた方が良いと思うぞ？」
A「ううん。自分で解決したい」
幸村「……如月さんが言うなら、俺は賛成だよ」
仁「幸村！？」
幸村「見て。今もミーハー達が見てる。行っておいで。無理そうだったら、俺たちに言う事。分かった？」
A「うん」
ミ1「……あいつ」
ミ3「躾、しなおさなきゃね？」
ミ5「そうだね……ふふっ」
ミ3「きっさらぎさーん！」
A「……何？」
ミ1「ねえ、あたしたちの話、聞いてた？」
ミーハー達の中のリーダーが、声を低くして耳元で言った。
A「ええ、もちろん」
ミ5「だったら何で話してたんだよ！！」
ミ2「痛い思い、したくなかったんじゃないのぉ？」
ミ4「じゃ、校舎裏行こっか。ね？」
まるで「二次会行こっか。ね？」みたいなノリで、ミーハー達は言う。
A「……」
私は手を引っ張られ、そのまま校舎裏へと連れていかれた。
ミ1「皆、やっちゃって！」
ミーハー達が私に向かって殴りかかる。
A「……」
ゴスッ、ゴスッ……と、私を殴る音が、あの日と同じように校舎裏に響く。
A「……っ」
やっぱり、痛いものは痛い。それでも、言わなきゃ。
私の本心を。
A「……私の事は」
ミ3「は？」
A「私の事は、いくらでも殴っていい。でも、レギュラー達には迷惑をかけないで！！」
ミ全「！？」
A「貴方達がマネージャーになったところで、何も変わらない。それどころか、悪循環よ！マネージャーは、選手達をサポートする人。それなのに部活に恋愛沙汰を持ち込む？そんな理由でやるなら、マネージャーなんかやらないで！貴方達は、マネージャーに相応しくない！」
ミ5「……なっ……」
ミ3「ちょっと美人だからって……調子に乗りやがって……！」
ミ1「皆、もっとやっていいよ。今度は二度と逆らえないように！！」
「＿＿＿そこまで！」
全「えっ…？」
突然の声に、私達は声のした方に振り返った。
声の主は＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
