【テニプリ】両想い≠ハッピーエンド【幸村精市】 (ページ2)

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NO.1 ページ2

ー幸村sideー

A「私は、恋ができないのっ……！」

それが、キミの初めての言葉。

中3で初めて同じクラスになった、如月さん。
周囲からは、

「なんか中２の頃から変わったよね」

そんな声が多く聞こえた。
運よく席が隣だった俺は、話しかける事にした。

幸村「ねえ、如月さん」
A「……」
幸村「如月さんって、元からそういう性格なの？」
A「……」
幸村「皆、「変わった」って言うから」
A「……」
幸村「中１の時同じクラスだった子に聞いたら、「前は明るかったのに」って言ってたよ？何かあったの？」
A「……」
幸村「俺は単純に、如月さんを知りたいんだよ？初めて同じクラスになったしね。それで、何かあったの？」
A「……」

本を読むのに集中してるのか、全く質問に答えてくれない。
どうしようか…。

幸村「じゃあ、話題を変えようか。如月さんって、恋とかした事あるの？」
A「＿＿＿！！」

その途端、ガタッと立ち上がって、

A「私は、恋ができないのっ……！」

そう言った。