逆刃刀の女3【銀魂】

Q好きな料理はなんですか？A銀「宇治銀時丼」土「土方スペシャル」ミ「唐辛子丼」貴「わさびスペシャル丼」沖「姉上以外、味覚細胞死んでまさぁ。」新「いや全員やばいでしょ。」 ページ15

貴方side


背中を支えながら、膝に手を回してふわりと神楽を抱きあけだ。
世間で言うお姫様抱っこである。


銀「何してんだテメッ！！」

はい銀時うるさいけどスルースルー。



え、軽っっっ！？

あまりの軽さにしっかり食べているのか心配になる。いつもあれだけ食べてるから大丈夫だと思うが。


私にお姫様抱っこされている神楽は、何が起きたのか理解できていないのかキョトンとしている。

可愛いなぁ。
そんな幼げな表情を見て、自然と笑みが零れた。


貴「……君は強い子だ。だけどその前に、俺の腕に抱かれるような、ひとりの女の子でもある。」


神楽の過去は、ある雨の日に聞いた。私が出来ることは少ないけれど、せめて寄り添いたい。


貴「だから偶に、色々なことを思い出して寂しくなってしまう時があるかもしれない。

そんな時に、忘れないでほしい。今の君には、君のことを大切に思って心配するひとがいることを。


あまり無茶をしてはいけないよ。


可愛い可愛い俺のお姫様？」


そう喋りながら、神楽の方に顔を寄せて額に軽くキスを落とす。


うーん。これでいいんだろうか？


神「……ッッ！！」


完璧に固まっていた神楽だったが、しばらくするとその綺麗な蒼色の瞳をめいっぱい見開いて口をあぐあぐと開けたり閉じたりした。

その頬は真っ赤に染まり耳まで赤くなっている。


？？ん？どうしたんだろ？


神「わわわ、わ、私トイレ行ってくるネ！！」


慌てた様子でそう言って、私の腕から神楽は飛び出していった。
トイレに駆け込むほど私の演技気持ち悪かったのか………と一人でへこむ。


ふと周りを見ると、皆んなが呆けながらシーーンと静まり返っていて、そよ一人だけがキャー！素敵！！とか言って騒いでいた。なんだ
コレ。

そんな引くくらいやばかったのか。悲しい。


まあいいや。さっさとこの時間を終わらせてやる。気分切り替えて次だ次！！


貴「えっと、次は……」

九「ぼ、僕が3番だ。」


おっ九ちゃんかなんか緊張してるみたい。大丈夫かな？

少女漫画の次の付箋がある所を確認して、ソファの九ちゃんの隣へ腰掛けた。


妙「あっ九ちゃんは男の人に触られるとっ」

知ってるよ。

貴「大丈夫。」


だって私女だからね！！！！

一方その頃。

神(な、何アルカこれ！？心臓がバクバク言ってはちきれそうアル！！身体も燃えるよう熱いネ！！え、なにこれなにこれ！？)


自身の不調にトイレに駆け込んだ神楽が、真っ赤な顔を手で覆いながら自問自答しているのだが、Aが知る由はなかった。

沖「おーい。土方さん殺しにいこうぜ！」貴「いやそんな、磯野ー！野球しようぜ！！みたいなノリで言われても……」→←将軍様ゲーム

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