BAD END ページ49
noside
B「A、調子はどうだ」
間黒男は家のベッドで横になっている人物、
佐々木Aに声をかけた。
貴「ふふ…大分いいですよ〜ん」
B「よ〜んじゃない、お前は相変わらず緊張感の無いやつだな…」
10代の若者がなりやすい癌、肝細胞癌にかかったAは黒男の家で入院中である。
既にステージ3まで進行しており、手術も難しい状態なのだ。
抗がん剤治療をした結果、髪は抜け落ち全身に酷い痛みが走る。
随分とやつれてしまった。
B「…飯は食えないか」
貴「ははは…すみません」
先は長くないA。
それは自分自身がよく分かってるらしく、前にも増して巫山戯た会話が多くなった。
貴「ね、先生…私外に出たいんでs「駄目だ」…」
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貴「結局先生って私に甘いですよね」
先は長くないから連れて行けと何百回も交渉した結果、黒男は押しに負け外へ連れ出した。
B「黙れ、星を見たら帰るからな」
貴「へいへい」
2人で並んで星を見る。
暫くして、Aが黒男と向き合った。
貴「先生、この星を忘れないで下さい…」
B「…何故だ」
貴「私が生きた証を…先生に覚えていてほしいから」
一言一言大切に呟くA。
黒男はAをフワリと包み込んだ。
B「そんな事を言うな……まだ助かるかもしれないだろう…」
貴「ごめんなさい……ごめんなさい……先生っ…………」
切なさは夜の帳に包まれて。
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ナギ(プロフ) - シルクルさん、コメントありがとうございます!!凄い嬉しいです!! (2018年2月3日 7時) (レス) id: 3bc1734e3a (このIDを非表示/違反報告)
シルクル(プロフ) - 好きです。最高でした。 ありがとうございました (2018年2月3日 2時) (レス) id: 0e8de17631 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - いやぁ、書いてるこっちも告白シーンは照れました笑笑 (2017年8月21日 19時) (レス) id: d92e4a02d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - きゃーーー!!!ついに…ついに!!!告白をした!!!!!涙が止まらないよぅ〜(T-T)よかった!両想いだぁ!! (2017年8月20日 0時) (レス) id: 19121e30d2 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - …どうですかねぇ((ニヤニヤ (2017年8月19日 11時) (レス) id: d92e4a02d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pianotm26 | 作成日時:2017年8月2日 22時