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1話！！！ ページ2
Aサイド
？「おい。飯だぞ。」
「はい。」
私がここに閉じ込められて3年。
食事とお風呂と寝る事とくつろぐことしか私は行動してはいけない。
全てはこの男。碧棺左馬刻に縛られている。
左馬刻「お前、最初の頃より暴れなくなったな。もう、俺のモンだな。」
「最初の頃はわからなかったの。今は貴方のモノよ。」
左馬刻「ハッ！この姿を一郎くんが見たらどう思うかなァ？写真でも送ってやろうか？」
「やめて！！！！」
左馬刻「……ヘイヘイ。じゃ、行ってくるな。」
「いってらっしゃい……」
左馬刻が自分の口をトントンと、触る。
キスをしろの意だ。
「……」
ﾁｭｯ……
左馬刻「それでいい。いい子にしてろよ。」
バタンｯ
扉が、閉まったとたんに私は洗面所に行き、口を洗い流した。
好きでもない人に、キスをするのだ。
嫌に決まっている。
アイツはどんな気持ちで私にこんなことをさせているのか。
ワカラナイ。
帰りたい帰りたい帰りたい。
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ。
私の心はだんだん壊れてきている。
「いつまでもつかな……ﾌﾌﾌｯ……」
生暖かいものが頬を伝う。
「会いたいよ…………一郎…………………」
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作者名：血秋 | 作成日時：2018年12月27日 16時
