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次々と金丸だけでなく東条からも言われる栄純に足りないもの
頭の良さや感情の出しすぎ、コントロールがまだまだなど超山積み
投手の東条が言うのだから相当だろう
ちなみにピックオフプレーというのは塁上の走者がリードしてる時投手や捕手、野手が示し合わせてアウトを狙うプレーのこと。
金丸「クラスで調子に乗りすぎ、雛瀬のこと見すぎ、ベタベタしすぎ」
A「なんか巻き込まれてるけど私のせいじゃない…」
A「あと栄純、私がもしも御幸先輩だったらそのコントロールのなさぶん殴ってる」
栄純「わかったからそれ以上はぁあああ!!!」
グサグサと次々突き刺さっていく言葉の矢
最終的にはAの冷たい目と冷たい言葉を受けて栄純が死ぬ寸前まで追い詰められた
金丸の最後らへんの言葉は個人的怨念な気もするが…。
東条「なんかごめん…」
金丸「だから言ったろ」
栄純「こんなことで落ち込んでられるか!俺は本気で新たな武器を手に入れたいんだ!」
容赦ない言葉に涙を流しながらも武器を手に入れたい栄純
こんなこと聞かなくても自分に足りないものには気がついているはず。
A(まぁ、本当に足りないものと言ったら…でもそれ言ったらだめだしなぁ)
ボールをポンポン軽くネットにぶつけながら投げるAはもしかしたら本人よりもそれに気がついているかもしれない。
御幸「おいおい、試合は明後日だぞたった数日でピッチングが変わるわけねーだろ」
御幸「先発に選ばれた時点で力を認められてんだ、今のお前で勝負すればいいんだよ」
栄純「いや…でも…」
1年生同士で話をしていると
つい先程まで外で話していた御幸が入ってきた
冷静に今の自分を見てくれてて安心したと言う御幸だけれど本人はどうも納得してない様子。
落合「いや、足りないものは足りないね、本人が気づいちまった以上そんな言葉じゃ納得しないだろう」
そして落合コーチまで練習場に足を踏み入れては…
落合「お前に足りないのは変化球、つまりウィニングショット」
足りないものを容赦なくズバリと指摘
栄純に足りないのはウィニングショットとなる変化球だと。
落合「君もそれを思ってたんだろう?その顔を見た感じ」
A「まぁ、そうですけど…」
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年7月14日 9時