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先発発表から一夜明けて学校では…
A(めちゃくちゃブツブツ言ってる…)
栄純「内と外で投げれば打者は戸惑う…でもどちらかに的を絞られたらどうする?こっちはそんな器用じゃねーし…」
2人揃って登校してきた栄純とA
栄純が自ら色々と考えているがこれは以前じゃ考えられないこと
やっぱり確実に成長してきている。
A(その考えすぎが悪い方にいかなきゃいいけど…ほんと変わったなぁ)
バカだのなんだの言うけれど
こういうとこを見ると100%のバカとは言えない。
栄純「外に投げそうな表情でインコース攻め!打者の顔を睨みつけながらアウトロー!」
A「うわっ、何急にやめてよ動作がでかいんだってば」
ちょっと感心してたのに
いきなり人がいる廊下で試合のように投げる動作をし始めた栄純
危なくAの頭に手がぶつかってた。
「こらこら、廊下のど真ん中でなにやってんの?雛瀬が怒ってるけど」
Aが無言で睨みつけていると
あの人の声が聞こえてきた
亮介「みんなの邪魔になってるから」
宮内「周りに迷惑かけんな」
声のするほうを見れば3年の亮介と宮内と丹波の姿が
栄純「お兄さん!マッスルパイセン!おはようございます!お久しぶりです!」
A「亮さんに宮内先輩に丹波さん!おはようございます!」
宮内「パイセン…?」
栄純のつま先を踵で軽く踏みつけながら笑顔で挨拶するA
何も言わないが先輩の呼び方に気をつけろ、ということだ
本気でやると怪我するから加減はしている。
亮介「そんなに経ってないけどね、元気?」
栄純「はい!弟の春市くんは時々冷たくなることがありますが仲良くやってます!」
亮介「嫌いなんじゃない?」
栄純「反抗期だと思います!」
栄純の最近の悩み
あの優しかった春市が時折冷たくなること
最近とはいうが…ちょくちょく春市は毒のあることをズバッと正直に言うので前からな気もするが。
亮介「雛瀬、こっちおいで」
A「なんでしょう」
亮介「お前、また伸びてるんじゃないの」
A「いひゃひゃひゃひゃ!いひゃいれすほーひゃん!」
Aを呼んで隣に並ばせては
また背が伸びてるんじゃないかと頬を抓る亮介
2人はもうパッと見そんなに身長は変わらない
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年7月14日 9時