【◇】Starting Over 3 (ページ25)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:23,352 hit

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大事な初球、アウトロー

自信満々に投げた栄純だったが判定はボール

御幸「いい球来てんぞ！」

御幸(降谷の時もそうだけど…今日の審判、低めに厳しいよな)

今のこれが入ってるか入ってないかでは天と地ほどの差がある

次はインコースに、詰まらせたらベスト

A「ワンバンしちゃってるじゃん…」

2球目インコースはワンバン

慌ててるのか、緊張してるのか単なるミスか

春市「慌てなくていいよー！！」

倉持「打たせてこい沢村ー！！」

恐らくは最初のボールが外れたから力んだのだろう

これでツーボール、バッターは狙ってくるはずだ

御幸(力が入りすぎてるぞ、しっかり腕を振り抜け)

3球目、打者は当てに来るが判定はファール

御幸「ナイスボール！」

御幸(危ねぇ、結構コース甘め)

4球目、またしてもボールを当てに来る打者

打球は栄純の立つマウンドを超えてそれよりも後ろへ

栄純が手を伸ばすが届かず、倉持がそこをカバーしファーストのゾノへ送球するがセーフ

ここで打順が進み、ついに4番の梅宮に

御幸(降谷が初回に打たれたホームラン、覚えてるよな？煽られるなよ沢村)

A「リードが相変わらず大きい」

栄純「この野郎」

相も変わらず大きなリードをしてくる1塁ランナーに対し栄純は牽制をかける

目的は投手である栄純がランナーを意識すること、意識してくれるならいくらでもリードを大きくしてくるだろう

御幸(ここで動いてくるほど鵜久森も馬鹿じゃないはず)

御幸(チームの核であり柱、明らかに大きな影響力を持つ男)

逆に言えばこの男を打ち取れれば鵜久森の勢いは止めたも同然

全神経全能力をあげてこの打者を打ち取る

梅宮に対する初球インコース、判定はボール

福田「初球僅かに外れてボールか」

樹「初球インコース、厳しく攻め込みましたね」

外れはしたものの今の1球は効くはず

内の残像が残る間に外で勝負しにいく

続く2球目

A(インコースの後なのに…容赦なく、迷いなく手を出した)

インコースの後だというのに容赦なく手を出してきたが少し振り遅れている

梅宮(さっきのボールといい、やるぜこいつ)

御幸(今みたいにボール球に手を出してくれたらこっちのもんだ、もう1球外へ)