*黒バス*雨の日のキセキ.４《赤司征十郎》＊完結＊

▽125話▽←少し変えました ページ43

「征…くん。」

「A…。」



あ…


「なぜ泣いているんだい？」


征くんの、笑顔が見えたから。
…あの頃のような


「せ、いく、ん…ッ」

「A、僕は…間違っていたようだね。優勝したキミたちは…すごいよ。


…チームワーク、ねぇ。僕たちにそんなものはない。
ただ、キミたちが羨ましいよ。


それに…負けた者にしか見えないもの、見えた気がするよ…
…勝つことがすべてじゃない。」


この日を…この時にために…


「教えてくれてありがとう、A。」

「ッ、征くんっ!!」


私は勢いよく征くんに抱きついた


「…A…ごめん。」

「ううん、征くんっ…」


この1年間、我慢ばかりだった
征くんに逢いたくて…


「A、好きだよ。」


そんなの知ってるよ、私だって…


「好きだよ、征くん。…んッ…」


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パシャパシャ…



「どういうことでしょうかっ？」

「2人の関係とは？」


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「征くん…」


写真にとられた、絶対。
恥ずかしい///

ってか、邪魔しないでよ…


「ちょっと！この子達をとらないでもらえるかしら？」

「そっとしてやってくれないか？」


リコさん…、キャプテン…。

誠凛のメンバーが記者の間を通って私たちの前に立った

ううん、誠凛だけじゃない。


「征ちゃんたちの邪魔しないでくれる？」

「とるなら俺たちとってよ。」

「邪魔すんじゃねーよ。」


洛山のみんなも私たちの前に立った



「いいメンバーだね、征くん。」

「そっちもな。」

「いちゃいちゃしないでくれる？…ほら、先にいきな。」


リコさんがウインクして言った



「…ありがとうございます！行くよ、征くん」



私たちはみんなにその場を任せて会場を後にした



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それから私たちはいろんな話をした。


―――――離れていた1年間を埋めるように…

▽126話▽end→←▽124話▽

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