学校に行こう ページ2
「ニャン!A!」
黒い猫妖怪がAに話し掛ける。
Aは黒い猫妖怪に呼ばれて、その猫妖怪の所に行く。
「おはよう!猫又!」
Aは猫又を撫でながら言う。
「やっぱりAは撫でるのが上手いニャンねぇ〜!」
猫又は甘えた口調で言う。すると、
「そういえばA。今日、学校じゃ無いかニャン?」
首を傾げ、Aを尋ねながら言う。
Aは、立ち上がって、
「うわぁあ!そうだった!ありがとう!猫又!行ってくるね〜!」
Aは猫又に手を振りながら言う。
「行ってらっしゃいニャン!A!」
学校へと続く道を歩く。
「学校初日で遅刻するのはヤダ〜!!」
大声で叫びながら走る。すると、
ドンッと何かがぶつかった音がした。
「ごっ、ごめんなさい!」
Aはお辞儀をしながら涙声で言った。
「大丈夫だった?怪我はない?」
三つ編みをした、お下げの少女だった。
「大丈夫です!ありがとうございます!」
Aは申し訳無さそうに言った。
(綺麗な人だなぁ…)
Aは思った。
(それに、どこかで会ったような様な…)
「あっ!いけない!学校行かないと!」
Aは立ち直しながら言った。そしてまた、学校へと続く道を走る。
「えぇっ!ちょっと…ってやばい!私も学校に行かなきゃ!」
その少女もAと同様に同じ道を走る。
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作者名:パンナコッタ | 作成日時:2023年3月15日 20時