3Q「今年の奴らは…やばい…!」 ページ4
「書き終わりました〜。」
そう言って、紙を女子高生の人に渡す。空は私より一足先に書き終わったようで、既に紙は持っていなかった。
「はい、ありがとう。
改めて、柏木空くんと望月Aちゃんね。よろしくねっ!」
名前を覚えてもらったようだ。渡し終わって、他月の急いで行こう。
そう思いながら、私と空は他月の所に行った。
残ったあの場所では、私と空の書いたものを女子高生の人と男子高校生の人が見ていた。
「柏木空……って、どこがで聞いたことあるわね。」
「おい、この2人の出身校って…」
「帝光中学……しかも去年って、キセキの世代がいた年じゃない!?」
2人の出身校を見て、女子高生の人は非常に驚く。
キセキの世代。
十年に一人の逸材が五人もいた世代。
その世代が、去年にいたのだった。バスケを知っている人が、驚かないわけがない。
(柏木空……)
女子高生の頭の中は、その名でいっぱいだった。そう悩んでいる中、ある1人の生徒が声を掛けてくる。
「バスケ部ってここか?」
その人は、身長が高い。それが第一印象だった。顔をよく見ると、眉が二つに分かれている。
色々衝撃的なのだが、女子高生は我に返って、その人に紙を渡す。
相手は書き終わると、さっさと行ってしまった。ただ、またその紙に驚きの言葉があった。
「アメリカ…!?」
彼は、帰国子女らしい。
アメリカといったら、バスケの頂点と言っても過言ではない。バスケは元々、アメリカででたものでもあるからだ。
すると、男子高校生がまた新たな紙を見つける。
「おい、こんなのあったか?」
「えっ?」
その紙に書いてあった名は、「黒子テツヤ」。
気づかず内にあったものに、女子高生は驚きの声をあげる。
(帝光中…まただわ。)
その人の出身校も帝光。いつの間にあった紙。
アメリカからの帰国子女。
(今年の奴らは…やばい…!)
女子高生は、そう悟ったのだった。
その場所から離れた所。
誰にも気づかれず、声をかけられていない。
読書をしながら歩いている水色の髪の青年が、空気と一緒になっているかのように歩いているのだった。
4Q「入部…してくれるといいね。」→←2Q 「マネージャーって募集していますか?」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
15人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ