156話:俺は疲れた ページ6
「【っでも!これは私の問題で…!】」
『【これを】』
俺が差し出したのは、例の血糊入りの
防弾チョッキだった。
「【…これは…?】」
『【お願いです、貴方と俺と…
妹さんの為に、着てください】』
「【!?何故妹の事を…】」
『【お願い、です】』
画面は切り替わり、ジンに撃たれて倒れ、コナンに看取られた後…立ち上がり、俺によって連れ去り、マンション前へ。
此処でとうとう哀ちゃんは泣き出した。
『【(以下略)】』
「【…此処に、
お父さんと…お母さんが…!】」
『【そういう事だ、いつか妹さんとも…】』
途中で終わり、真っ暗な空間から、
真っ白な空間へと変わっていった。
『これで一応は終わりだ、
これが俺の秘密…全てだ』
そう言うと、瞬間移動したかの様に
エレベーターの中に俺達は居た。
ゴウンゴウンとエレベーターは上がる。
『はぁ疲れた…』
溜め息を付きながらエレベーターの壁に
腕を組み寄り掛かる、本当に疲れた。
『もうさっきの場所は消えて無くなった、
元より一度人が来たら消去する予定だったから、コマンドも忘れた、もう来れない』
「「「「…………」」」」
『他にも助けた人は居るけど、今は語る必要無いよな、あぁ水無さんだっけ?CIAの、その人のお父さんも助けといたから後で誰か連絡して欲しい、後で良いが』
「「「「…………」」」」
『…消耗しているな、無理もないか、
こんなにも自分の大切な人達が、
本来死んでいたのが当然とか…
でも生きている、頑張ったから、
降谷さん、貴方は同期の皆さんに一発
殴ってやりな、生きてて良かったなって、
赤井さん、貴方も家族の元へ行きな、
誰一人欠けて居ない、全員の元へ、
哀…いや、志保さん、お父さんお母さん、
お姉さんと一緒に暮らしなさい、
サポートはする、もー組織は無いから平和に、
普通に女の子として、一人じゃない、
コナン…新一君、君ももうこれに凝りたら
本当に危なそうな時は首突っ込まない様に、
今度は老人化とかしても知らねーよ、
蘭さんを大切に、置いていく事が無い様に』
首を鳴らしながら言いたい事言えば全員の
肩が震える、全員うつ向いて表情は見えない。
『本当に疲れた…流石に…
…休んでも良いかな…』
[一階です]
エレベーターが開く、皆で降りる。
289人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
トリプルフェイス?いえ、ツウェルブフェイスです( ・`д・´)←【名探偵コナン】3
留年組のキスシーンとその先【朔間零】
もっと見る
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推しの顔がいい - 了解です! (2020年5月16日 23時) (レス) id: 39942f099a (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - 推しの顔がいいさん» うーーーん地雷ですすみません!! (2020年5月16日 14時) (レス) id: 3c653ee3c0 (このIDを非表示/違反報告)
推しの顔がいい - 何個もすみません!赤井さんと夢主が入れ替わってる〜!?ってなって皆の前で色々しでかしてほしいです(笑) (2020年5月16日 0時) (レス) id: 39942f099a (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - 竜斗さん» はい!受けます! (2020年5月15日 23時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
竜斗 - 分かりました!無理言ってすいません……。お願いしますm(_ _)m (2020年5月15日 20時) (レス) id: 61912ff4bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年4月14日 12時