【名探偵コナン】俺と赤井秀一は相思相愛の恋人 Part5【男主】

153話:救済リプレイ ページ3

記憶の中の俺は呟いた。









『【そうだ…時期は俺が決めたい】』

”時期？”

『【原作の始まる前…もしかしたら】』

”……成る程、上手い事考えたな、貴様が
良い様に、この世界へ落としてやろう”









神様がそう言うと、暗い空間の下に
ボワン、と東都の町並みが見える高い
空を映し出してくれた。









”此処へ飛び込め、心配ない、
目が覚めたらもう始まる”









記憶の中の俺はフラフラ立ち上がり、
その穴の前に立って見下ろした。









『【…神様ありがとう！この世界で
楽しく良い様にする！やってやるさ！】』









そう笑ってから、飛び降りた。





……そしてまた真っ暗になってから、
見覚えのある部屋で眠っていた。









『【…此処は…ベッド…？】』









其処は、俺の家の自室だった、
赤井さんも何度か来た事のある場所。









『【…やってやる】』









画面が切り替わり、[名探偵コナン]の
漫画を読む記憶の俺、その漫画を閉じて
立ち上がり、外へ出るシーン、






そして…









『【赤井武務さんだな、逃げよう】』

「【っ君は…シンガーソングライター
A！？何故……何者だ？】」

『【アンタを助けたいただの人だよ】』









黒の組織に殺される寸前の赤井武務さんだった、此処は原作に無かったがこの世界特有の…何だ、過去捏造って奴だ。









「父さん…！？」









そう呟くのは赤井さん、無視して続きを見る。



其処のシーンでは例のマンションの
前だった、夜だが映えている。









『【目の前で死なれそうになったら
助けたくなるんですよ、俺の性質上、
貴方は身を隠さなきゃいけないんでしたね？
ならこのマンションで暮らしてください】』

「【…そんな良くして貰っても良いのかい？】」

『【良いんです、その代わり変装技術を
学び、月一回健康診断受けてください】』

「【ありがとう、君の好意を
有り難く受けるよ】」









赤井さんは「父さん…生きていたのか…」
と目元を抑えた、泣くのは早いぜ。

画面が切り替わる、そこはやっぱり
コナンアニメを見ている俺だった。









[5・4・3]



「[皆！逃げろ！逃げるんだ！]」

「[タイマーが生き返ったぞ！]」






「萩原…！？」

「「萩原さん！？」」







　

そう、萩原さん爆死シーンだった、
降谷さんとコナン君と哀ちゃんは
目を見開き見ていた。

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