151話:こうして死んだ ページ1
そうして記憶の俺達が道を歩いている途中で、そういやと思い出した。
『そうだった、ちなみに今のフランには
この記憶は無いぞ』
「どういう事？」
『今の俺達の居る世界がアニメの世界だと認識してない、この世界で産まれ育ったと思い込んでいる、後、イラストレーターとしての才能も無かったな、寧ろ下手寄りだった』
「…そうなんだ」
コナン君の頭をグリグリ撫でて前を見る。
『…正直言って、この先は見られたくない』
「「「「え？」」」」
突然、記憶の中の俺が立ち止まった。
「【A？どうしたん？】」
『【…ヤバい…！】』
「【え？】」
その表情は、恐ろしいモノを見た様な顔を
していた、そして凄い勢いで走り出した。
「【ちょっ！オイ！？】」
フランも走り出した、その先は…。
「…子供！？」
『……』
降谷さんがそう叫ぶと、一人の子供の頭上に
工事の鉄骨を束ねている紐が切れそうだ。
「っAさん！まさか貴方…！」
『……』
記憶の中の俺は子供を抱き抱え、
フランの方へ投げ飛ばした。
「【っA！！戻れっ！！】」
だけど、この時にはもう遅かった。
記憶の中の俺が上を見上げた瞬間、
大量の鉄骨が記憶の中の俺に降り注いだ。
ガラガラガラガラという大きな轟音を
辺りに鳴らしながら。
阿鼻叫喚、フランは呆然自失で目の
ハイライトを亡くし、膝から崩れた、
子供の母親は泣き叫ぶ子供を抱き締め、
泣きながら鉄骨に向かって何かを叫び、
コンクリートは赤黒い液体で濡れていく、
そしてまた叫び声が響き渡る。
赤い鉄骨は濡れている、元々赤かった鉄骨は上塗る様にジワジワと乾いて黒くなっていった。
『…まだ良かったな、死体見えなくて』
少しだけ皆を見ると、全員顔を
真っ青にさせてつっ立っていた。
哀ちゃんは口を覆って震えていた。
『此処からが本番で一番見て欲し
かった所だ、目を逸らさないでくれ』
そう言うと、町中だった世界は
真っ暗になった。
真っ暗になったら、俺達は蛍光灯の様にぼんやりと光ってお互いの姿を確認できる。
「…A君、これは…」
『赤井さん黙ってて、見て』
ぼわ…と今の俺達と同じ様に光りながら
倒れている俺が現れた、目を閉じて動かない。
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推しの顔がいい - 了解です！ (2020年5月16日 23時) (
レス) id: 39942f099a (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - 推しの顔がいいさん» うーーーん地雷ですすみません！！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 3c653ee3c0 (このIDを非表示/違反報告)
推しの顔がいい - 何個もすみません！赤井さんと夢主が入れ替わってる〜！？ってなって皆の前で色々しでかしてほしいです(笑) (2020年5月16日 0時) (レス) id: 39942f099a (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - 竜斗さん» はい！受けます！ (2020年5月15日 23時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
竜斗 - 分かりました！無理言ってすいません……。お願いしますm(_ _)m (2020年5月15日 20時) (レス) id: 61912ff4bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyrant(タイラント) | 作成日時：2020年4月14日 12時
