初詣 ページ37
夏目side
『寒いいいい』
身体に容赦なく吹き付ける冷たい風に、子猫ちゃんは悲鳴をあげながらひょこひょこ歩いている。
日付も変わり、2018年1月1日。
去年……一昨年になるかな、と同様にセンパイの家で年を越した。
昨夜遅く寝たのに今朝早く起きてしまったボクと子猫ちゃんで折角だからということで、近くの神社まで初詣。
センパイとソラは当然ぐっすりだったから(ソラはかわいそうだけど)置いてきたよ。
「やっぱりすごい人だね、子猫ちゃんは大丈夫?」
『大丈夫だよ〜』
ならいいけド、と言った瞬間。
『わっ……!』
人ごみで足元が見えておらず、子猫ちゃんは小さい段差に躓いた。
「あっ……ぶない……足元には気を付けてネ」
『う……ごめん……』
ほんとに危なっかしいんだから……
不意に名案が思い付いた。
――何かに捕まっていれば転ばないだろう。つまりは……
「子猫ちゃんは危なっかしいからネ……」
『気を付けます……』
子猫ちゃんの発言が終わる前くらいに彼女の手を取る。
「≪手を繋いでいれば、転ばずにすむかな?≫」
少しの間があってから、子猫ちゃんはボクを見上げて言った。
『いいの……?こんなこと……好きな子にしてあげなよ』
そこが最近子猫ちゃんが僕に少しの――否、大きな壁を作っていたことだったんだ。
「≪馬鹿だね、子猫ちゃん。好きじゃない人にこんなことしないよ≫」
『え……?』
突然のことに頭が追い付いてなさそうな君。
「≪こっちを見て、目を離さないで≫」
『う、うん……?』
「≪ボクはAちゃんのことが好きなんです≫」
君の瞳が揺らいで、光を持ち始める。
『えっと、あの、私もっ……好き、です』
「ふふふ、じゃあボクの近くにいてくれるかナ?」
もちろん、と今までにないくらいの明るい笑顔をボクに見せた。
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明けましておめでとうございます!!!!!!!!
三閑瞳佳。です!!!!!!!!!!!!!
僕がツイッターにあげた落書きが元ネタです!!!!!!!!!!!!!
明けましてHappy!!!!!!!!
くっついてHappy!!!!!!!!!!!
今年もどうかこの作品を宜しくお願いしまああああああああああああす!!!!!!
HAPPY NEW YEAR!!!!!!!!
(変にテンション高いです、すみません←)
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ユキ(プロフ) - レイナさん» おお!私の友達は、単発でゆうたくんきたらしいです…… わかりますそれ!笑あってる…嬉しいんだけど違うんだよ……!!ってなりますよね~笑 (2018年2月3日 1時) (レス) id: 6c0f05bafb (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - ユキさん» ジュエルのやったら☆4の夏目来たんですけど、あってるけど違うなってなりました笑 (2018年2月1日 22時) (レス) id: 5e8b66f1f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - レイナさん» 返信ありがとうございます!夏目くん推しですか!エキセントリック引けなかったので、誕生日にスカウトしようかな、って思ってたら夏目くんスカウト来てウッてなりました……笑 いつか来たらいいですね…! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 6c0f05bafb (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - ユキさん» えと、コメントありがとうございます!私も夏目押しなので全力で同意です。 (2018年2月1日 21時) (レス) id: 5e8b66f1f1 (このIDを非表示/違反報告)
三閑瞳佳。(プロフ) - ユキさん» いえいえ…… まあ猫耳夏目くんなんてあったらそうですね← (2018年1月29日 22時) (レス) id: 0c125ebf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜柑みか,レイナ x他1人 | 作成日時:2016年12月4日 0時