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9:どこに逃げる… ページ9

木坂って………意外に弱いのな……。

 そう思いながら、Aは1人暗い小道を走っていた。


 貴)……あの人達に、また会えると良いなぁ……。


 ガサッ………


 貴)(ん? ガサッ?……って、げっ!木坂!!)


 小道と大通りを隔てる木を挟んで、木坂は大通りを歩いていた。

 ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ………

 鼓動が凄い速さで全身に鳴り響く。



 ?)…………おい。



 貴)ぎゃ……んぐっ、んっ!!!

 
 突然声が背後から聞こえて驚いたAは、叫びかけて……タオルで口を抑えられた。
 不安で気が遠くなっていく。


 ?)お、おい! おい!しっかりしろ!俺だよ、俺!! ………だよ!!


 名前のトコが、聞こえないなぁ………。



 貴)ん……んぅ…………。




 慌てたような声を遠くに聞きながら、Aは意識を手放した。

10:ここは?→←8:襲われた………だと!?


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作者名:白熱電球 x他1人 | 作成日時:2013年10月26日 6時

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