156話 ページ10
「急がしてたほうが落ち着く、俺にとっては働くことが休むことだ。とか言っちゃってさ、言ってる意味が分からなかったし、とりあえず俺が強制的に眠らせたの。
でも何か予定があるって言ってたからさ、わざわざここにまで運んできてあげたってわけ。ふふふ、俺がま〜くんをおんぶするって、いつもの逆だ」
『何したの？あんた真緒に』
「あんまり手荒マネはしないであげてね」
「俺がま〜くんを傷つけるようなことをするわけがないでしょ〜、眠らせるくらい簡単簡単、軽く魔術を使えばいい」
『何？凛月は夏目に変なのでも教わったわけ？やめときな』
「してないよぉ〜そんなこと」
凛月はそう言って、真緒の音楽のプレイリストに自分の歌を混ぜて、常人には聞き取れない周波数で流し、そして寝入る瞬間にそれが流れるように設定したと言っていた
「そうするとあら不思議、脳の中で条件付けがされて…。ま〜くんは俺の歌声を聴くだけでころっと眠ってしまうようになる。苦労したよ〜たくさん時間をかけて仕込んだんだ〜、Aも休ませてあげよっか？」
『え、いや…結構です』
Aと真は普通にドン引きして、何故か泉はその手があったか！みたいな顔をして頷いていた。だがそれは冗談であった。その言葉に真は嘘だと聞いてほっとしていた
「凛月君はあの朔間先輩の弟さんだもん、そんな泉さんみたいな犯罪っぽいマネはしないよね」
Aは急いでその発言は凛月を怒らせるからやめとけと真を止めようとしたが凛月には聞こえて、自分の話に零の名前を出すなと言っていた
「その話の流れで俺の名前だすのもおかしくない？たしかに前にやらかしたけどさぁ最近は一応法律のことも考えて行動してるからねぇ」
『(法律外だったらなんかやろうとしてるんだ)』
「あえて突っ込まなかったけどさっきからセッちゃんはずっとゆうくんをビデオで撮影しているの？犯罪ではないけど普通に奇行だよね」
あ、それな！という顔で泉が持っているカメラをじっと見ていた。だが真が自分から頼んだから気にするなと2人に言ったが信じなかった。
「わかるよ。セッちゃんにそう言わされてるんだよねぇ、可哀そうに。交番に行こう？警察の人に事情を話して保護してもらおう」
『さすがに大げさだけど…真何かあったの？』
「いや、本当にそうなんだよ。僕、カメラが苦手なんだけど…SSで無数のカメラに囲まれることになるからさ今のうちにちょっとでも慣れとかなきゃって思ったの」
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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます！ぐだぐだてすが！頑張らせて頂きます！ (2021年8月16日 17時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お？主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた？茨頑張れ！あと一押しだ！……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2021年3月20日 16時
