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191話 ページ45

『茨……あの件はここの話に入れてもいいやつ?』

「………お任せします」

Aは小声で了解と言いながら、カバンの中にある資料を社長に見せた。その髪を見た社長は目を見開いて驚いていた。それは秀越への教師希望の届だった

「こ、これは!」

『私は今回のSSのこともあって自分が何をやりたいのかはっきり決まったんです。この才能だからじゃなく、アイドルを輝かせたいって…もちろん今の場所でもできます…。

けどほかの目線でも見たいって思ったんです。母は確かに悪人かもしれないけどあの人がここで副社長をやっていたのはアイドルに対する気持ちが少しでもあったんじゃないかって思うんです。

だからそれを信じて母の立場を継いでみたいって思ったんですあの人が見ようとしたもの、自分がやりたいことはちゃんとやりたいそれが私の今のあなたがたに対する願いです』

その言葉を聞いて一部の社員がAが罪ぬぐいをしてるんじゃないかと思い留めたが、真剣な目に圧倒されて言葉が何も言えていなかった。

社長もしぶしぶ考えたが、自分たちがあなたの夢をお手伝いさせていただけるのならお願いいたしますと頭を下げた

「理事長として…お願いいたします。如月Aさん…」

『はい、分かりました。こちらこそありがとうございます」

「無理ならすぐに断っていただいても構いません、コズプロ所属という規則にも従わなくて構いません。むしろこの件は我々にメリットが多すぎるので」

『………わかりました。そうさせていただきます』

失礼しますと言ってコズプロの社員は何回もありがとうございますと言いながらコズプロのある回数へと向かった


見えなくなると、Aは少し疲れたようにため息をしながらドアに寄りかかっていた。そこに話を聞いていたどうしようという顔の茨と、いまだに驚きが隠せない英智がいた

『盗み聞きが好きなんですね、この2人は』

「聞こえただけですが…」

「正直僕は音楽科に編入希望届けが出たという連絡は聞いてはいたけど…こんなことになってるとは思ってなくていまだに驚きか隠せないよ」

そうAが音楽科に出した紙は編入希望届けだったのだ。いきなりのことのため英智も少し固まっていた

「正直、夢ノ咲から君を手放すのは惜しい限りだよ」

『たとえ理事長になっても夢ノ咲とのかかわりは切りませんよ。社長さんだって私にすべて任せたんですその自由はあるでしょうし』

「…いや、自由すぎます」

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reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます!ぐだぐだてすが!頑張らせて頂きます! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お?主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた?茨頑張れ!あと一押しだ!……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2021年3月20日 16時

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