検索窓
今日:46 hit、昨日:27 hit、合計:39,317 hit

165話 ページ19

『失礼しま〜す、茨〜どうだった?』

「…………ノックって知ってます?」

『え?したじゃん』

「まだ何も返答してませんが……」

『いいじゃん、え?何……そんなやばいことしてたの』

Aはオープニングアクトが終わったEdenの楽屋に向かい、ノックはしたが返事を気にせずすぐに入ってしまったのだ

『それより歌いやすかった?結構周りの音気にしたけど』

「はい、囲まれている感じでしたが慣れてなくても上手くいけそうです」

『そりゃあ何より、たとえクソのコズプロでもアイドルだから気にするもんだからさ〜』

茨はAの言葉にいくらなんでも露骨すぎると発言したが、Aにその言葉そっくりそのまま返すと言われて、ジュンと日和に笑われていた。

『ねぇ、茨1つ聞きたいことあるんだけどいい?』

「すみません、不利になることは言いません」

『何も言ってないけど…。ここに副社長さんいる?』

Aがいつもになって真面目に質問しようとした空気にだまったが内容が内容なため全員がどうこたえようか迷っていた

「すみません…答えたくはないですが。前のこともあるので一応言っておきますね、会ってはいませんがこの会場のどこかにはいらっしゃるかと…」

『そう…分かった。それだけ聞きたかっただけありがとう』

茨が気まずそうに答えたことにAもどこか悲しげにお礼をしながら楽屋の扉に手をかけた

『それと茨…そっちが何かをするならこっちだって仕返しは簡単に出来るからね………変なのよこさないでよ。絶対に許さねぇ…』

いつも以上に口が悪い状態で、本当に女性なのかと思うオーラで扉を重くゆっくりと閉じた


「茨…どうするんすか?」

「分かってますよ…自分も余計なことはしたくないんです。生臭い展開にはしたくないのでね…」

茨はどこか気まずそうな様子でタブレットを静かに見つめていた

166話→←164話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

reichan(プロフ) - 朱桜馨さん» ありがとうございます!ぐだぐだてすが!頑張らせて頂きます! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
朱桜馨(プロフ) - お?主人公ちゃん脈アリな雰囲気出てきた?茨頑張れ!あと一押しだ!……………多分この話とても面白いです。更新頑張ってください!! (2021年8月11日 23時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2021年3月20日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。