奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ10)

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9話ページ10

『…あれ、真緒がいる』

Aがトリックスターが練習している部屋に行くと

普段そろわない真緒が一緒に練習室にいたのだった

「お、A。話はだいたい北斗から聞いてるぜ、無理すんなよ」

『ありがとう…。んで、今は何の話？作戦会議か何か』

「そんなところだな」

『ふーん』

その日、大会も近いため個人の練習ではなくユニットの練習に励んでおり

4人での動きのため、チームワークが強く見えた。

「よし…少し休憩するか」

「ひゃっほーい！」

「休憩って言われてなんで休憩しないんだスバルは…俺は飲み物買ってくる」

「あ、手伝います

「俺トイレー！」

そういってレッスン室には北斗とAだけか残った

「まったく…遊木はそろそろ帰ってくるころだろうか」

『うん…ねぇ北斗』

「どうした？」

『これ…あの…』

「音楽プレイヤー？…Rebellion Star…ってこれは」

『トリックスターのきょ…曲。誠矢さんから聞いた依頼したって…

それが私の方に依頼が来たから…私、この曲はみんなに相応しいと思って元から書いてた。

けど出せずにいた…信頼してなかったかもしれない。今はどうか分からない

私はみんなが星だと思ってるだから…反乱の星…Rebellion star

あ！！ごめん勝手に作ってやっぱ言った方がよかったよね…誠矢さんだけに言って…』

「A！」

そういってAが音楽プレイヤーを渡そうとした手を下すと

北斗がAが下げようとしていた手を引いてそのまま両手を握った

「ありがとう！！曲がもらえるのは嬉しいことだ！本当に…！！

Aがこうして…曲が作れることは本当にうれしいさ！

俺たちトリックスターの目的は革命とAの思いを変えることだったから…ありがとう！」

『それは…こっちのセリフだよ…ありがとう。

あ、あとそれとお願いが…みんなにはサプライズで

あと、メディアに公表するときは…その私の名義で出さないでくれるかな…

まだアイドルに曲を提供することは決して治ってないから…』

「なるほど…わかった」