7話 ページ8
『…空手部の部室に行くのは分かったけどなんでヘルメット?
しかもスバルはバットをかまえるの?空手部よりやばいやつだよ』
「果たし状だからな!Aにもヘルメットを!
しかも相手は生徒会…ここにきてよかったの?」
『別に…私はアイドルが嫌いとかじゃないし
それに紅郎さんは私はいろいろお世話になってる人だからさ危機を感じない』
「…けど!!空手部…念のため」
『…いや、いい。その時あったら自分の身くらい守れるよ合気道やってたし』
「…お、お強い」
そういって3人は空手部の部室に入った。
「その格好はなんだ?」
入って早々、スバルの威嚇の様子を見て紅郎はAと同じ反応をした
「そう警戒しなくていい。呼んだのはこれを返すためだ。こないだは嬢ちゃんのおかげで助かった。ありがとよ」
ただハンカチを返すだけと聞いてスバルは拍子抜けの顔をした
「鬼龍先輩は敵でしょ?今のうちに俺達を潰さなくていいの?」
「確かに俺は生徒会勢力の大看板の一つ、紅月の副将だ。だが決してこの学院の現状を肯定してるわけじゃねぇ」
『紅郎さんは生徒会勢力の人だけど決して生徒会の人ってわけじゃないよ…
紅月は全員が生徒会のように厳しくはないお堅いのは主にリーダーだけだよ』
「A、褒めてくれるは嬉しいが。旦那の悪口は言わないでくれ」
『まぁ分かりましたけど』
Aは生徒会のメンバーの力はあまり気に行ってないため副会長である
敬人の話は楽しくできず、いやそうに話していた。
「もしお前達がこの現状に風穴を開けるつもりなら応援すんぞ?」
あんずがハンカチを見ると刺繍がかいてあったことにあんずが気づいた
「すまねぇ。それは妹のだ。どうも俺は肝心なとこが抜けてんな」
「鬼龍先輩の妹って刺繍が上手なんだ」
「縫ったのは大将っすよ!あの紅月の専用衣装も俺の所属する流星隊の衣装も大将の手作りっすからね!」
見た目と空手部という要素もあり紅郎の器用なことにスバルは驚いていた
「本当はユニットメンバー自身が作った方がいいんだがな。
着る人間の事を熟知してる奴が愛情込めて作ったものに勝るもんはねぇんだからよ」
愛情をちゃんと込めるという姿は最早アイドルという姿にぴったりだった。
Aは紅郎にお世話になっていると言ったのは衣装と作曲という
重要な関係でもあるため紅郎とは関係が良好なのだ
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時