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43話 ページ44

「扉を開けたね、泉さん」

『おー…本当に開けたよ。』

「うっきー!って!なんでAも捕まってるの!?」

「明星君!来てくれたんだ!」

『真を…じゃなかったゆうくんを目の前に取られて動けなくて…』

Aは来てくれていたスバルに謝るように苦笑いをしていた

「顔…潰したんじゃ…」

「まんまとひっかかった?あの音は作ってたんだよ」

「じゃあ…Aは」

『結構な名演技だったでしょw』

Aは真と一緒に少しドヤ顔で泉にそう言っていた

「悪いけど泉さんの人形になる気はさらさらないからね。だって僕はトリックスターなんだから!

行こう!明星君!Aちゃん!」

「うん!」

『2人はライブあるから先に行って!私は後から追いかける!』

「けど」

『大丈夫…私単体なら捕まるほどへましないし…。それに頭が落ち着いてるから。ほら行きな2人さん』

「「それじゃあ!」」

「こら待て!」

泉が止めようとするも、Aが泉の腕を振り払い2人を先に行かせていた


『さーて泉さん…どうします?やります?』

「…はぁ、単体だと面倒だしいい。それに俺もDDDに行かなきゃいけないんだけど」

『あら、行くんですね〜…ちょー意外』

「それは誰の真似…(-"-)」

『さぁ〜………、あきらめたなら結構ですよ。それでは着替えへどうぞ』

「あっそ…………後悔しないでよ」

泉がAの後を通り過ぎると肩に手を置いて少し悔しそうに走って行った

『(泉さん…あなたって人は素直じゃないなぁ〜…。

本当ここの夢ノ咲の人はどこまでも気遣ってくれる…けどすみません。私だって無茶をしますよ

この後私に自由がなくても…輝かせたい、守りたいと決めたものには一直線なんでね。

まったく…ナイツは性格は変だけど思いやりは強いから嬉しいよ…あいつもあの場にいたらそうなるのかな…)』

Aは泉を追いかけるようにナイツ対トリックスターの会場へ走って行った

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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2020年12月26日 18時

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