22話 ページ23
「まぁ、確かにそうだね。仕事上で色んなところを動いていたからね」
「そうか…、さて見てもらおうか。僕たちの歌を」
そういって英智はAを椅子に座らせて練習の風景を見せた
〜20分〜
「どうだった?」
『なんで聞くんですか?私答えるなんて言ってませんけど』
「Aちゃん!少し言葉がきついんじゃない!ここに来たのに」
「うん、言葉遣いはキレイにした方がいいよ」
『いや…無理やり連れてこられて聞かれても困りますよ』
「英智くん!?それはだめだね!悪い日和!無理やりはよくないよ!」
「うん、私もそう思う。つむぎくんはとめなかったの?」
「英智くんが楽しそうでつい」
「僕はただ確認してもらおうとね…」
『まぁ…下手っていう感想は言いませんけど。よかったんじゃないですか
(本当にすごいなんて言いたくないやっぱ凪砂さんはゴットファーザーのこともあるからだけど
日和さんはアイドルということを楽しんでる。そしてその2人を援護するかのようにつむぎさんと天祥院さん…認めたくはないけどれっきとしたユニットなんだ)
では、私はこれで失礼します』
「うん!今度は僕と一緒にキッシュを食べようね!楽しみにしているよ!」
『考えておきますよ』
そういってAは後ろに手を振ってレッスン室を後にした。
Aは特に予定もなく手芸部の部室に入っていた
『あれ?何かもめごと?』
「違うんや…俺なずな兄にプレゼント作ったのにお師さんにばれて直してもらってたんや」
『それはまた…気づかないみかくんもすごいよ。というかなんでプレゼント?』
「ほら、5月すぎたけどなずな兄へのプレゼントを思ってな。Aは渡したん?」
『え、もちろん。当日にイヤホンをプレゼントしたよ、名前付きでね!』
「ふなぁ!すごいわ…しかもイヤホン…名前付き。負けた気分や」
みかはその状態のまま悔しいと連呼しながら宗と人形のマドモアゼルに話しかけていた
その様子になずなは笑っていたがみかとAは見れて宗は見れなかったため
宗はショックをうけたのかみかにライブのチケットを配りに行くことを命じた
「このご時世だ。忌々しいが僕らも現在の地位にただあぐらをかいているわけにはいかん!世間の凡俗共にアイドルの何たるかを知らしめてやろう」
そうは言ったがなずなが2人の腕を引いて3人…いやAの腕を引いて4人で配りに行くこととなった
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時