奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ19)

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18話ページ19

『みんな、こんなところで何してるの？』

「思い出の場所なんだ！俺たちが出会った桜の木ここの桜には願掛けの伝説があるって」

『へー…そうなんだ…ところでそのビー玉は？』

「1年前にみんなに会う前に埋めたんだ！願掛けの伝説があってもさ

事なのは過去じゃないんだ。一緒にこれからも歩いて行こう。きらきらした未来に！」

その言葉に北斗と真は紅月に勝った実感がわきはしなかったものの懐かしい出会いの時の桜を見上げていた

「明日から変わるぞ…夢ノ咲学院は。きっと他にも立ち上がる者が出てくる。俺はそう信じる！」

北斗の言葉で全員が夢ノ咲学院の革命をより強めに感じていた

『スバル、私にもそのビー玉見せて』

「うん！」

『本当にきれいだね、これよりきっとみんなは輝く星になるんだろうなー。ね、あんず』

「そうだね、私もそう思うよ」

Aはビー玉を月に掲げて月あかりと一緒にビー玉を見つめていた。

「やぁ君達。今日のライブ素晴らしかったよ」

だが、Aはビー玉に夢中になり後ろにいる人物に気づいていなかった

「革新的で情熱に満ち溢れていてそれに…フフ…敬人が泡が食った様子といったら」

『あんず？どうしたの？…！！』

Aは静かに別の方向を見ていたあんずに気が付いて振り向くと見覚えのある人物がいた

「ガラス玉じゃなく…フフフ…君達の輝きが本物の綺羅星であることを願っているよTrick star」

『…』

「それじゃあね」

その人物は北斗とすれ違うと小さく声をかけて歩いて行った、彼がAの目の前に立つと

Aは下を向きながら震えており、拳には怒りと恐怖が詰まっていた

「また君の曲が聞けて嬉しいよ」

『！！』

Aにしか聞こえない声でそっとすれ違い校舎へ歩いて行った

「まさか…こんなタイミングで出てくるとは…勝利の余韻を根こそぎ奪われた気分だ…

あれは…夢ノ咲学院におけるトップアイドルでありすべてのユニットの頂点に立つfineのリーダー

して俺達にとって最強最悪の敵、生徒会長、皇帝・天祥院英智」

彼は学院の生徒会長にしてTOPそして、Aが曲を提供することが出来なくなった原因の人物

これから全員の最大の敵となる存在、天祥院英智だった