ここにいる【銀魂】第9章

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side銀時






飛び跳ねた俺はまたAに抱き着いた。


いやもうタックルしたと言ってもいいぐらい。




だだだだって仕方ねーだろ⁉



後ろ向いたらその……っ







「………あの…」



「うぎゃあァァァアアァ!!!」







THE☆幽霊、みてーな女が居んだからな‼



つかまじで幽霊⁉


透けてるけど幽霊⁉


足ねーけど幽霊⁉








「どうかしましたか？」



「いや何で普通に返事してんのA‼」



「驚かせてすみません…。じ、実は私霊界で有名な漫画家でして…」



「お前も普通に会話続けようとすんじゃねーよ‼あと霊界に漫画家なんている訳ねーだろアホォ!!!」



「今スランプ気味なんでネタ集めに降りてきたんです…」



「そうなんですか…」



「ねぇ二人俺の話聞いてる？え、もしかして俺見えてない？え、俺が幽霊？」









やべぇツッコミが不在すぎてやべぇ。



ぱっつぁんヘルプ、マジヘルプ。



今程お前を必要とした時はないよ。





つかもう怖いなんて感情吹っ飛んだわ！



ツッコミ所満載のこの状況どうしたらいい⁉








「＿＿＿＿だって、銀時」



「…へ？な、何が『だって』…？」



「？銀時に...万事屋に依頼したのこの幽霊さんなんだって。依頼主さんちゃんといて良かったね」



「………」








良くねーわ。



まずちゃんと居ねーだろ。



地に足ついてねーよ、この世に存在しねーよ。




もう既に違う所行っちゃってたよ。




それを『依頼主』と聞いて納得出来る君が怖いわ俺。






もはや働かない表情筋。


ただ口の端をぴくぴくさせていると、ふいにAの手が伸びてきて＿＿＿＿








ﾄﾝ..




「…………は」








エレベーターの壁と彼女の間に挟まれた。





………………………ドウイウジョウキョウ？







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