NO.1 ページ2
夕日に染まる道路を歩きながら、私は徹の裾を掴んだ
徹は嬉しそうにこっちを見た
及川「なになに？手繋ぎたい?」
『わ…よ…』
及川「ん？？なになに？」
『私たち、別れよ』
そう言うと及川の顔は青ざめていった
これが3年生5月の出来事だった。
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『まっつん〜今日ラーメン食べいこ？』
松川「ん〜パス」
『えぇ、部活OFFないの？』
松川「月曜だけ、もうすぐで大事な試合もあるしな」
『ぼっちラーメン嫌だ』
松川「ならさ、部活終わるまで待ってくんね？」
『ん、いいよ。別に用事ないし』
松川「傘持ってきた？」
『ぁ、待って今日降るっけ?』
梅雨時期に入り、傘は必須アイテムとなったが
今朝晴れていた為すっかり忘れていた…
松川「降るっぽい」
窓の外を見ると黒い雲で覆われている。
下校時間には降ってるだろう
『傘入れて』
松川「部活待ってたらな」
"お前友達居ねぇのかよ。"とまっつんに言われた
『及川の件で女子に反発勝っちゃったんだよねぇ』
振った側だしなんも言えないんだけど、と自分でツッコミをいれた
松川「女子こえーな」
『まぁね』
松川とラーメン何食べる？と話題になり話していると
急に教室の扉が勢い良く開いた
正体は直ぐにわかった
『げ、』
及川「Aちゃん！！」
教室からは女子の声が高くなった
及川が来たからだ
(相変わらず、モテモテだな〜)
きっと今日もこの話題
及川「寄り戻しませんか！」
及川が勢いよく言った、振った次の日からこの様な事が一日に1回はある。
いい迷惑
『無理』
ガーン!!と効果音で聴こえそうなくらいに及川は口を開けていた
松川「及川諦めろって」
及川「ヤダヤダ！中学の時からAちゃんだけが、俺の支えなの〜!!!!!」
『あのねぇ、私はやりたくてマネージャーしてた訳よ。別にあんたに好かれるわけでやってない』
及川「だけど、!!Aちゃんは、俺のこと好きって中学の時言ってくれたじゃん！」
『あれはサーブのフォームがね』
及川と付き合ったのは中学三年生の夏頃だった。
インターハイ終わりに告られたのだ
私は様々な理由があり、OKしたがその主な理由は
『及川といると、女子友が増えると思って。あとバレー見るの好きだし』
またもや及川からガーン!!と効果音が
及川「でも俺たち、3年!!3年は付き合ってたんだよ！？ほんとに全部その理由！？」
『プライバシーの侵害。内緒。』
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無能なハンカチくん(プロフ) - るえうさん» こんばんは、コメントありがとうございます🙏今日の分は既に更新したので、早めに制作させて頂きます(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞)” (2月28日 21時) (
レス) id: 56ad95693a (このIDを非表示/違反報告)
るえう - 続き書いてください (2月28日 19時) (レス) @page9 id: f37b355590 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無能なハンカチくん | 作成日時：2023年8月24日 1時
