ペットちゃんはドＳ先生が責任を持って…【坂本辰馬】

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落ち着かないと。




いくらベッドの上に倒されてるとは言え、混乱しちゃダメだ。






.



コイツは私が混乱する姿を見て、楽しむ奴だから。






貴「どいて話す事は出来ないんですか」




坂「…何故じゃあ？理由を説明して欲しいぜよ。




Aは何故どいて欲しいんじゃ？ほれ、言ってみぃ？さぁ…」



貴「うるさい」






埒が明かないわ。




こんな時までおちょくりやがって、このモジャ野郎。






坂「まぁそう睨むな。ゆーっくりと話をするぜよ。




うお…スゴい冷えちょる」





そう言って笑いながら頬を軽く摘まむ指。




ますます機嫌が悪くなる。





.



貴「ッ…触らないで…っ…冷たい…」






あんな寒い玄関にずっと居たなら納得がいく。



それが問題なんだ。






.





私の帰りをずっと待ってたとか。






貴「家出したペットの帰りを待つなんて…



そんな事も出来たんですね先生？」







いいや…分かってるはずだ。





優しくなけりゃこの家に置いといてはくれなかった。

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