ペットちゃんはドＳ先生が責任を持って…【坂本辰馬】

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貴「私ばかりに執着して楽しいですか？




ボンボンな先生なら女なんて容易く釣れるはずだし」



坂「わしゃそんなに軽く見えるかのぅ？」




貴「じゃあ何？先生は私に生きてて欲しいんですか？



大切な生徒だった彼女を死なせてしまった私に。


汚れた私に」





沈黙は続かなかった。





.




坂「生きてて欲しいぜよ」





そう言われた時は何て返せば良いか分からなくなった。





坂「人の人生に釘を打つ程、わしゃ偉くはない。




じゃが…どれだけ汚れようと、たとえ罪に苦しもうとお前に死ぬ権利はない。




お前がどの未来を選び進んだ所で、その先の目標が死ぬ事である限り





わしゃお前を首輪に繋いで置くぜよ。






わしのペットが主人を置いて、おいそれと死んでゆけると思うな」





いつもと違う低く鋭い声。






坂「お前には生きる義務があるぜよ。

それが分からんのなら…




主として命ずるぜよ。





死を考えてばかりの人生を送るな。






アイツの為にも…」




貴「え」

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