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なくなった声20 ページ20

カラ松side

また、またあの目をしている

なんでそんなに自分を責めているような目をするんだ


カラ「いちまつ。不安事や隠し事があるなら言ってくれ。俺達はなんでも受け止める。受け入れる。
否定なんて絶対しない。
信じてくれないだろうか」


いつも伏せがちな目を少しだけ開いて驚いている様子だった


《僕なんかに構わないで。》


綺麗に書かれたその文字はとても重く感じた

カラ「な!なぜそんな事を言うんだ。」



《ほっといてほしいんだ。皆のこと信頼してないわけないじゃないか。
ただ人には1つくらい秘密があるでしょ
僕はその秘密をいいたくないだけ。》


一松が綴っている文字には確かに一理あった


カラ「…そうか、無理に聞いて悪かったな。」


そう言えば一松はふるふると首をふった
そして一瞬だが寂しそうな笑顔でふ、と笑った


カラ「っ。ごめん、ごめんな一松。お前を理解してあげられなくて」


チョ「僕もごめん。こんなんじゃ兄失格だ…」


一「っ!?」


十四「兄さんの相棒なのになんにも気づけなかった。今もなにもわからない。僕が甘えてちゃだめなのに」


皆、一松に深々と頭をさげた



一松side


やめて、やめてよ。
僕なんかのせいで自分を責めないでよ

兄失格だなんていわないでよ

甘えてちゃだめなんて言わないで


いなくなるから、居なくなるから自分を傷付けないでよ。

《出てって。やることあるから、みんなに言うから、心の準備をさせて。》


もちろん、言わない。言ったところで皆が自分を責めるのは目に見えてるから
ぼくのことは忘れてね


カラ「…わかった。居間で待ってる」

ありがとう

チョ「お茶、準備してるからね」

優しいね


十四「…兄さん、居なくならないでね。」


お前はいつも人のことみててすごいよ


《大丈夫だよ》


その文字を紙に綴れば皆は居間にいった

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イエローフラワー(プロフ) - ゆうさん» 久しぶりのコメントでテンションがおかしくなっているので文章へんだったらごめんなさい笑 確かに速攻で一松のとこ行って「君に涙は似合わんぜ、baby」とか言ってあげたくなります!笑 続きも書けるように頑張りますっ! (2018年6月2日 18時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 読みました!一松、泣かないで、っていってあげたい(笑)続きの更新頑張って下さい!!楽しみに待ってます♪ (2018年6月2日 18時) (レス) id: 4475cc425f (このIDを非表示/違反報告)
イエローフラワー(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!誰かに面白いや頑張ってといわれると本当に嬉しいんですよ!暇があれば更新できるようにしたいです! (2018年3月19日 22時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 合格おめでとうございます! 小説のほうも面白く見させてもらってます更新頑張ってください!!続き楽しみです (2018年3月19日 0時) (レス) id: 893b8177e2 (このIDを非表示/違反報告)
イエローフラワー(プロフ) - 魁瑠さん» ありがとうございます! (2018年3月17日 13時) (レス) id: bd994368a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イエローフラワー | 作者ホームページ:(^q^)  
作成日時:2017年8月29日 15時

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