もう、誰かを傷つけるのは嫌だ。だから、声を、捨てる。

なくなった声21 ページ21

最後におそ松兄さんとトド松に会えなかったのは寂しいけれど僕のわがままで不快にさせるわけにはいかない。


前から少しずつ、本当に少しずつバックにいろいろ詰めて準備してきた


僕のお気に入りのふわふわのバスタオルだったり、猫の煮干しとかご飯とか
服も下着だけだけどバレないようにしてきた


あんまり長いと疑われるから早く準備をしよう


松パーカーは置いてくね。
ツナギも
ジャージも
お揃いのパジャマも

僕が持っていてもしょうがないから

でも宝物はもっていくね。

おそ松兄さんがくれた猫じゃらし

カラ松兄さんがくれたタンクトップ(カラ松の顔入り&サイン付)

チョロ松兄さんがくれたお守り

十四松がくれたどんぐり

トド松がくれた帽子

全部全部僕の大事な宝物


よし、必要最低限なものは持った


靴はもう持ってる。

あとはここの二階の窓から降りるだけ

猫になれば簡単

ポンッ！

僕は最後に部屋を見渡してお辞儀をした

ありがとう
楽しかった
面白かった
心地よかった
大好きだった

と。

そしてさようなら。二十数年もお世話になりました


窓を開けて誰も外にいないことを確認して
温かい家をでた

ずっと大好きだよ、皆。







＿＿＿＿

一松ぅぅぅぅぅ！
短くてごめんなさい

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