もう、誰かを傷つけるのは嫌だ。だから、声を、捨てる。

なくなった声28 ページ28

一松side


朝から物を整理してたったの一時間弱で終わってしまった





明日から仕事だ、頑張らなくちゃ





にしても、家具も揃ってるし、いいところだな。


ま、家具は僕がお願いしたんだけどね







エスニャン来てくれるかな。出ていく前に言っておいた。



いやでも流石に遠いかな






今頃だけどお腹減ってきたな、もう夜だしね





買い物にでもいってみようかな

遅い時間だし人も少ないだろう



外に出るとすごく星が綺麗に輝いていた



きっと十四松がみたら喜ぶよな



クソ松はイタイこと言ってそうだな



チョロ松兄さんはそれにツッコミいれてそう




トド松はきっとスマホで写真とったりしてネットにあげてそう





おそ松兄さんはその光景をみてずっと笑ってそうだな





そんな事を考えていると雨が降ってきた




…でも空はとても澄んでいて雨なんか降ってもない。




じゃあ、この冷たい水は？




あぁ、僕は泣いているのか。泣くな、泣くな。
とまれ、とまれ。
どうして止まってくれないの

僕には泣く資格なんてないのに



大方、僕はまだあの暖かいところに居たかったんだろうな


でも僕はあそこにいちゃいけないんだよ。




それは僕が一番わかってる

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