第65早朝 ただいまって ページ22
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ミカ「あの体は私が造った。所詮、イノセンスで造られた産物
ある程度の損害を負えば勝手に崩れて消える……」
──ｶﾂｶﾂ
ミカも緊張しているのか……少し重たい足取りでAに近づく
ミカ「ありがとうリナリー。Aは……ほら、ここにいる
ちゃんとまだ生きている」
そう言って見せられたのは────
きれいに輝くイノセンス……ううんAの心だった
ミカ「あとは私に任せなさい」
ミカは目をつぶった
何分たったろう……十分な時間をおいて手を開く
そして薄く笑った
ミカ「A……戻っておいで……」
ミカの瞳からたくさんの光が溢れ、Aの心を中心に形をなしていく
見慣れた長い髪
ちいさな口
長いまつげ
小さい身長
リナリー「Aっ‼」
気持ち悪かったことも忘れ、駆け寄る
Aはゆっくりゆっくり目を開いた
貴方「リナリー……。あぁ……私は戻ってきたんだね」
リナリー「AーAー‼」
貴方「アハハ、リナリー子供みたい」
飛びついてぬくもりを確かめる
さっきみたいに冷たくない。ちゃんと温かい
名前を呼べば笑って返してくれる
貴方「リナリー……私ね……あの子に譲ってもらったの」
リナリー「あの子って……？」
貴方「私」
リナリー「まさかっ……‼」
貴方「うん。ただいま」
リナリー「本当に？本当にで記憶が……ううん人格が戻ったの‼また嘘じゃない？」
貴方「うん。全部全部分かる。覚えてる。
初めての任務もコーヒー作りだって……全部全部覚えてる」
リナリー「…………ぅっ…………ぅっ…………。よかった……
これでっ！これでっ元通りだね……っ！」
貴方「心配かけてごめんね。いろいろ不安にさせてごめんね。…………背負わせてごめんね
いっぱいいっぱいごめんね……」
リナリー「うんうん……」
離さなきゃいけないのに、離したくない
今このぬくもりが生きてるって教えてくれる
まだ夢見ごちな私に教えてくれる
ミカ「A……」
貴方「ミカ」
はじめて……はじめてAとミカが対話する
ふたりは黙って同じ顔を見合わせた
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ミリア - この作品シリーズ大好きですもし今後他の作品を作る予定があったらディーグレイマンの世界にトリップか転生かコラボしたアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さい応援してます (2017年8月27日 11時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 依頼されていたイラストの方仕上がりましたので確認お願いします！(￣^￣)ゞ (2016年8月5日 21時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - さっちゃんさん» ありがとうございます！リナリーメインで書いているとこちらもルンルンします！絵の方もコメントもありがとうございます！ (2016年8月4日 23時) (レス) id: 7d230edd47 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - “決意”のとこすこしうるっときました(T ^ T) これからも応援してます!! (2016年8月4日 23時) (レス) id: 721a3cd878 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！精一杯頑張ります！ (2016年7月31日 12時) (レス) id: 7d230edd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パール
| 作成日時：2016年7月3日 8時
