【mondo】1でなしの6でなし

■ ページ19

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｢あと、あの……｣




『なんですか？』



｢そちらにいるmondoさんの話……なんですけど、Rasから聞いてますか？｣



『あ、mondo？mondoとも仲良いの？話聞いてないけど』



｢その……前、学生の頃の同級生で恋人だったんです｣



『うぇー！？！？嘘ぉー、まじぃー？！もんどぉー』






それはどういう感情表現なの……
同級生と話している時のように元カノー！？と驚いてるオーナーさんに、耳に当てていたスマホを一度離して通話相手を確認してしまった



本当に大丈夫か……この会社





『それでなに、気まずいって話ですか？』



｢そういう話です。あっちがどう思ってるか分かりませんけど、あまり関わりたくないのが私からの意見で、そんなめんどくさい事情がありますけどいいですか？

もちろん……仕事とプライベートは分けるのでどうしてもとかやむを得ない理由があれば普通に話しますけど｣





『分かりました、色々考えておきます。
じゃ入ってくれるという形で話を進めていいですか？』



｢……え。いいの？｣



あっ……、




いや、ちょっと久しぶりの日本語で言葉選びをしくった





『大丈夫大丈夫。そんくらいどうとでもなるから
なんか好きな物とか、うーん。食べのとか動物とかいます？』



｢何の話ですか……？ないですけど｣




『キャラクターデザイン決めるのに参考に』




あぁ、Rasが猫とレイスっぽいのはそういうことなのか
となると私……ジブラルタル？




｢可愛くないのがいいです｣


『可愛くないの？』



｢はい｣



『おけ、分かった。じゃ後で色々規約書いて送るから確認して下さい
出来れば今月の27に発表したい』



｢分かりました。ありがとうございます。
規約、お待ちしてます｣



『はぁーい。じゃ失礼しまーす』

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