過 保 護 の パパ 7【まふまふ】

番外編2 ページ45

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私がパパの方に四肢を向けていて、なんだか変な格好だ


でもまだまだ足も手も温まり切らなくて、パパの手の温かさよく分かる




｢ブランケットもうちょっとこっちにちょうだいよ｣



｢やだ…僕も寒い｣



｢ケチ｣




｢はぁぁぁあーーー｣





パパがたまにやる、無駄に大きなため息
怒りと諦めと呆れからくるものだって知ってるので、多分ブランケットをくれるのだろう





｢こっちおいで｣



｢……えっと、どこ？｣



｢ここ｣






そう言ってパパは脚を開いていて、バサッとブランケットを剥ぎ取った


一気に空気の冷たさを感じて、急いでパパの股の間に座る


それを確認したパパはまたブランケットをかけてくれた





｢なんかパパ、イスみたい｣





立ててある膝がちょうど肘置きみたいで、なんだか面白い



パパの足に私の足を重ねて、また暖をとりながら私は擬似肘掛に手を置いてパパに寄りかかった






｢Aって小さいよね｣




｢パパが大きいんだよ。私、平均よりは一応高いんだから｣





パパが後ろで私の髪の毛を触っているのがわかる

多分三つ編みでもしているのだろう
指が通されたり、髪を持ち上げられたりしているからなんとなく見なくてもわかる





｢髪の毛の中って暖かいんだね｣



｢そう？｣





私も試しに自分の髪の中に手を入れると、確かに頭はポカポカしていた
髪の毛って防寒物だったなんて……薄毛の人可哀想。

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