D.Gray-man 本当の私4

第99夜　ぶつかるもの ページ11

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リナリー「どうしたのラビ⁉」


──ｶﾞﾝｶﾞﾝ

リナリーは両手でサイコロの壁を叩く


レロ「レロレロ〜。レロはロートたまの能力が一番怖いレロ〜」


ロード「ふふ！さぁて次期ブックマンの心は、どこを刺すと血が出るかなぁ〜♪」


ロードはレロの上に座ってご機嫌そうに笑っている


ロード「真っ赤で綺麗な飴色だといいな❤」


リナリー「ロード！貴方、ラビに何したの⁉」


ロード「ん〜？ちょ〜っと自分との戦いを楽しんでもらってるの〜♪」


リナリー「自分との戦い……？」


ロード「うん♪大丈夫。君もすぐに同じ場所に連れてってあげる❤」


──ﾊﾞｧﾝｯｯ

その時サイコロにいき良い良くぶつかるものがあった


チャオジー「うわっ‼」


リナリー「きゃ！」


ロードが手抜きしたとはいえ、簡単に傷がつかないはずのサイコロが大きくへこむ


チャオジー「なんだ……ｯ⁉」


リナリー「！アレンくん?……アレンくん‼」


壁越しに叫ぶリナリー
しかしいくら叩いても、手を伸ばしても届く事はない…


ティキ「一度じゃムリだったか…
進化しただけあってなかなか頑丈だね」


──ﾀﾝ

地面に足をつけティキがだるい足取りでアレンの元に足を進ませる


ティキ「だが、次で終わらせる。もう抵抗すんなよ、少年？」


ティキの周りを嫌な空気が包みだす


ティキ「ようロード」


ロード「ブゥー。ティッキーてば僕のアレンを、ボコボコにしすぎ〜〜〜〜」


ティキ「大目にみろよ」


ロードの言葉に呆れながらアレンに着実と距離を縮めていく

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