過 保 護 の パパ ２【まふまふ】

60〔おまけ〕 ページ10

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プリンにまつわる、まふまふさんの状態をそらるさん視点でどうぞ



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｢どうしましょ、そらるさん！どこかプリンの美味しいお店を教えてください！！｣




急にまふが相談したいことがある。というので、元々会う予定だったものを前に倒して部屋に招き入れてやった


その開口一番に心底どうでもいい悩みが寄せられる




｢プリン？｣




｢そうなんです。Aが勉強を頑張る褒美に食べたいっていうので｣




｢あれ？お前んとこ甘いもの禁止にしたんじゃなかったのか？｣




初めて聞いた時は、心底こいつの監視下に入りたくないと思ったが、Aちゃんはとても素直というか……まふを信用しすぎているのかちゃんと護っているらしい




俺なら絶対学校帰りとかに食べて帰るけどな…



まぁそんなことしたら、寄り道でアウト。門限アウト。甘いものでアウト。のスリーアウトのコンボであるけれど






よくもまぁAちゃんは、この束縛過保護者に耐えられるものだ




｢ダメですけど、特別な時ぐらいはさすがに僕も何も言えませんって｣





いや、充分言ってんだろ。
っと言う言葉はなんとか飲み込めた





｢コンビニの焼きプリンとかちょっとプレミアムなやつとかじゃダメなのか？｣





｢だって！Aが勉強を頑張った褒美なんですよ！？
そんな普通のよくあるやつでいいわけないじゃないですか！｣




お前の基準が理解できねぇよ



まぁまふが高くて美味しいものを買うと意気込んでいるなら、Aちゃんも美味しいに越したことはないだろうし

WinWinな感じでいいんじゃないか





｢表参道の方にめちゃ並ぶプリンがあるって事務員さんが話してたのを前聞いたよ｣




3ヶ月ぐらい前のことになってしまうが、多分まだ潰れてないだろう


まふは目をきらきらさせてお礼を言ってきた




そのまま買いに行きそうな雰囲気だったので慌てて首根っこを掴む





｢まず打ち合わせ先だろ｣




｢………なくなったらどうしましょ｣




この世の終わりみたいな顔でいうので、ため息ひとつとGOサインをプレゼントしてやった




あいつの過保護ぶりは相変わらずのようだ

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